暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
2nd Episode:
夜天の主と雲の騎士
Ep1冬空に来たるは襲撃者〜Reunion〜
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、向かいのビルまで吹き飛ばされてしまった。

†††Sideなのは⇒シャルロッテ†††

「このぉぉぉッ!」

「くっ、うおおおおおお」

私の斬撃を紙一重で躱し、カウンターの拳打を撃ってくるザフィーラとかいう人狼。私の“トロイメライ”とザフィーラの籠手が衝突しては火花を激しく散らす。盾の守護獣という二つ名は伊達ではないらしく、防御力が異常に高い。ならばと思い、間合いの外から魔力刃を放つけど、それすら防御されてしまう。

「むぅ。やっぱり・・・」

魔力斬撃を防がれるのを見て、やっぱりという気持ちが心を占めていくのが判る。私は固有魔術を、非殺傷設定が出来る魔法へと組み直した。そのおかげで下手に相手に傷つけることはなくなった。それに他の恩恵として魔法に関しては“界律”から何も干渉してこないから、魔術より扱いやすい。

(でもね〜・・・。扱いやすくなった分、ちょこっと困ったことになったのよね〜)

けれどその所為かは知らないけど、魔力から神秘性が無くなってしまい、魔法でも容易く防がれるようになってしまった。実際、なのはのシールドに攻撃が防がれたのを見て、しばらくショックで立ち直れなかったのを覚えてる。
でもそれが魔法を使う代償だというのなら、私はそれを甘んじて受けよう。私は魔法となった術式でまた最強を目指す。だからこんなところで躓いているわけにはいかない。“トロイメライ”の刀身に真紅の雷光を纏わせる。

雷牙閃衝刃(ブリッツランツェ)!」

距離が開いているけど“トロイメライ”の刺突を繰り出す。と、ザフィーラ目掛けて雷撃の槍が刀身から放たれた。だけどそれもまた回避されて、私の術後の隙を突いて接近してきた。繰り出されるのはザフィーラの強烈な右ストレート。

――守護の拳――

≪Hartriegel Schild≫

私はそれに対して左手を向けて、対物障壁ハルトリーゲル・シルトを発動して拳打を防ぐ。なんとか受け止められたけど、「無駄なことだ。はああッ!」間髪いれずに左拳を叩きつけてきた。

「ぐっ!? がはっ・・・!」

障壁は破壊されなかったけど、その衝撃に抗いきれなかった私は吹き飛ばされて、塀に叩きつけられた。

「いっつぅ、まだまだいける。トロイメライ!」

≪Leuchten Pfeil≫

誘導弾ロイヒテン・プファイルを8発、次の攻撃への布石として放つ。なのはのように事細かな制御はまだ出来ないけど、今はこれで十分だ。生前から苦手としていた術式発動後の操作を、デバイスの力を借りることによって使えるようになったのは嬉しいことだと思っている。だって操作して、狙った標的に当てたときの快感は忘れられないから。

「大人しくしてもらおう・・・!」

私の放った誘導弾をザフィーラは拳
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