暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
2nd Episode:
夜天の主と雲の騎士
Ep1冬空に来たるは襲撃者〜Reunion〜
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判った。すまない。とりあえず声量を下げろ。視線が集中しているぞ」

「クロノ! 言っちゃったらまずいことを言ってるって!」

なのはとシャルが好きだとか、それが間違いだとしてもこんな人の居る場所で大声で言うなんて。ユーノとアルフはテーブルに突っ伏して、思いっきり肩を震わせてる。笑い声を上げるのを我慢してるんだね。2人は面白いのかもしれないけど、私はちょっと恥ずかしいよ。こんなに視線が集まって。クロノは「はぁ〜〜」って大きく溜息を吐きながら座り直した。

「とにかく! 事実上、判決は無罪。数年間の保護観察という結果は確実と言っていいんだが、一応受け答えはしっかりと頭に入れておくように。いいな!?」

「はい」「ああ」

「ぷふ、うん」「あいよ、ぷぷ」

私とルシルは揃って返事をしたけど、ユーノとアルフだけは遅れて返事をした。クロノは笑うのを堪えているアルフとユーノに「もう勝手に笑ってろ」って呻いて、テーブルに突っ伏した。

†††Sideフェイト⇒なのは†††
 
≪警告、緊急事態です≫

夜、私が自室で勉強をしていると“レイジングハート”がそう告げてきた。その瞬間、私は結界が張られたことに気付いた。

「結界!? どうしよう・・・。えっと、シャルちゃんって、まだお父さん達と出かけたままだよね・・・?」

シャルちゃんは前にも増してお父さん達と裏山まで行って、剣術の特訓に付き合うようになっていた。何か魔法の感覚を掴むためには良い方法だって言ってたし。

≪対象、高速で接近中≫

「近付いて来てる? こっちに!?」

狙いはどうやら私みたいなので、万が一戦いになったらまずいから場所を移して、近付いてくる人を待ち構えることにした。

†††Sideなのは⇒シャルロッテ†††

最近は夜の鍛錬まで付き合うようになってる私は、今は士郎父さん達と裏山に来ていた。そして鍛錬も終わり家路に着いている途中、直感が働いた。

(何かが来ている・・・?)

感覚を研ぎ澄まして周囲を探査。やっぱりかなりの魔力を持った何かが近付いて来てる。

「士郎父さん、恭也兄さん。どうやら忘れ物をしちゃったみたいで。取りに行ってきますね」

「そうなのかい? 一緒に行こう」

「あ、いえ。1人でも大丈夫ですから」

「でも女の子1人で行かせるのは・・・」

「大丈夫ですよ、恭也兄さん。私、強いですから♪」

そう言って右手に持つ木刀を振って見せた。すると士郎父さんと恭也兄さんは微苦笑を浮かべた。あはっ♪ 恭也さんと互角に戦えてちゃうんだからね〜、私(けど未だに完勝できないんだけど)。やっぱこの背丈や膂力と言った身体能力がまんま子供だからね。

「それじゃ行ってきま〜〜すっ♪」

士郎父さんと恭
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