暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
2nd Episode:
夜天の主と雲の騎士
Ep1冬空に来たるは襲撃者〜Reunion〜
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とついた。

†††Sideなのは⇒シャルロッテ†††

なのはと2人だけの習慣となった魔法の早朝練習を終えて帰宅して、制服に着替えてから朝食の準備をしていると、恭也兄さんが郵便物が届いているとなのはに言った。なのはは嬉しそうに「ありがとう、お兄ちゃん!」と恭也兄さんの元へと駆け寄って、大きな封筒を受け取った。あの封筒はフェイトからのビデオメールね。

「いつものあの子たちからのだね。またビデオメール?」

「うん、きっとそう!」

美由希姉さんの質問にも嬉しそうに答えている。なのはは本当にフェイトのことが好きみたいね。

「その文通も、もう半年以上になるよな〜」

「フェイトちゃんとルシリオン君、今度遊びに来てくれるのよね? 家に来てくれたらお母さん、う〜んと歓迎しちゃう!」

士郎父さんも桃子母さんも、なのはの様子を見て嬉しそうな顔をしている。本当に良い家族だな〜。こんな温かな人たちに囲まれて過ごせる私は、とても幸福な部類に入るんだろうね。

「そう言えば、ルシリオン君はシャルちゃんのお友達、だったんだよね? やっぱり久しぶりに会えるとなると嬉しい?」

美由希姉さんが今度は私に矛先を向けてきて、ルシルとの関係についてそう聞いてきた。むぅ、微妙に難しい感情が心を占めている。

「ええと、そうですね。嬉しいと言えば嬉しいような、といったところでしょうか」

だから思ったことを素直に口にする。曖昧な答えになのはや桃子母さん、美由希姉さんの女性陣が難しい顔をしてしまった。

(え? なに? 私って変なことを言った? 言っちゃったの?)

私が戸惑ってしまっていると、桃子母さんがニコッと笑みを浮かべる。

「あらあらシャルちゃん。もしかして好きな男の子をフェイトちゃんに取られちゃったから、とか?」

「なっ!? はっ!? あ、ありません! 有り得ません! ルシルとはそんな関係じゃなかったですし! へ、変なことを言わないでください桃子母さん!」

桃子母さんのそんな突飛な話に動揺してしまう自分が悔しい。ルシルへ恋愛感情。それは無いと断言できるはずだ。生前は復讐心でいっぱいで、今では仲間だという感情だけだと思う。それに好きになったところで結ばれることは絶対にない。私たちはそういう存在なんだから。

「うふふ、ごめんなさいね。そんなに照れなくてもいいのよ?」

「ですから違いますって!」

なのは達はユーノのことばかり話していて、私を助ける素振りが見られない。うぅ、覚えていなさいよ、なのは。ジーっと半眼で睨む。それでもなのはは変わらず笑みだった。

†††Sideシャルロッテ⇒フェイト†††

「さて、じゃあ最終確認だ。被告席のフェイトとルシルは、裁判長の問いに対してソレに記された
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