スーパーロボット大戦OG外伝
0474話
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た所ですので」
……なるほど。後で何かに使えるかもしれないと思って秘密裏に確保していた訳か。いや、実際今使われてるんだから確保しておいて正解だったんだろうな。
「ならその倉庫は使わせて貰う。……言うまでも無いが」
チラリ、とミツコへと視線を向ける。その視線を正面から受け止め、笑みを浮かべて頷く。
「ええ。その辺の詮索はしませんわ。あの契約はしっかりと効果を発揮してますし」
「そうか。ならスレイを借りていくぞ」
「話の流れが理解出来てないんだが」
俺とミツコの会話に戸惑っているスレイの背中を押しながら社長室から出て行く。
「いいから、ほら。ここに行くぞ。シャドウミラーの本拠地に招待してやる。お前も本当にフィリオ・プレスティの病気を治せる設備があるかどうか確認しておきたいんだろう?」
ミツコから貰った座標が記されているメモをスレイへと手渡し、俺達2人はイスルギ重工を出て行くのだった。
「まさかカリオンをタクシー代わりに使うとはな」
目の前にそびえ立つ倉庫を前にスレイが呟く。
そう、俺とスレイはカリオンに乗ってミツコから渡されたメモに書かれていた座標にある倉庫へとやってきていたのだ。基本的に戦闘機のようなカリオンなので、2人乗りは結構きつかったとだけ言っておく。
目の前の倉庫の中に入ると、ミツコの言う通りDC戦争以後は使われていなかったようで結構埃が積もっているが……まぁ、その辺は後回しでいいだろう。
「で、これからどうするんだ?」
「イスルギ重工で言ったように、俺達の本拠地へ案内する。一応忠告しておくが、お前がこれから見るものは色々な意味で部外秘な秘密が多い。もし他の誰かに洩らすような事があった場合は、無条件でフィリオ・プレスティの治療は放棄する。異論はないな?」
「ああ。もし兄様の病気が事実で、お前達が治療可能なのだと言うのなら私からお前達を裏切るような事は……いや、違うな。もし兄様の病気を治療出来ないとしても、色々な意味で配慮して貰っているのだ。決してこれから見る秘密を他の者に洩らすような真似はしないと約束する」
俺の言葉に一瞬の躊躇すらなく頷くスレイ。この判断の早さはさすがと言うべきか。
「ならしっかりと見るといい。シャドウミラーの……否、俺達の秘密の一端を」
脳裏に空間倉庫のリストを表示。ゲートを選択する。
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