暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0474話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
Dに掛けてきた資金や、スレイのパイロットとしての能力は捨てがたい。しかしシャドウミラーである俺との繋がりを持つ存在は1人でも多い方がいい。そんな所か。

「そう、ですわね。確かにすぐに引き抜かれては困りますが、ある程度落ち着いてからなら構いません」

 ふむ。幾らパイロットしても優秀であっても所詮代わりを探すのはそう難しくはないパイロットと、俺達シャドウミラーとの繋がりを持てる人材。後者を選んだ訳か。
 ミツコの判断に納得しながらも、スレイの方へと視線を向ける。

「との事だが、お前は本当にシャドウミラーに所属するつもりか?」
「……兄様の治療をして貰えるのなら、妹としてもその恩は返しておきたい」
「だが、もしフィリオがシャドウミラーに所属する事になった場合、可能性としてはかなり少ないが、ツグミ・タカクラとアイビス・ダグラスの2人もこっちに来るかもしれないが……その辺はどうなんだ? お前は確かアイビス・ダグラスとの関係でプロジェクトTDから抜けてきたんだろう?」
「……」

 肝心の質問に無言を返すスレイ。この辺はまだ気持ちの整理が付いてない訳か。

「まぁいい。どのみち全てはフィリオ・プレスティが俺達の所で治療が可能と判断してからの事だ。……ミツコ、フィリオ・プレスティのカルテの入手を頼む」
「あらあら、随分といいように使うのね。何か私にも利益になるのかしら」
「……そうだな、例の技術の道具。そのうちの1つを譲ろう」

 スレイの前なので取りあえず誤魔化しているが、ようはマジックアイテムを1つ譲ると言ってる。転移札を3枚程度譲ればいいだろう。1枚をその場で使い、残り2枚を解析なりなんなりに回せば十分に元を取れる筈だ。

「分かりました。それと他に何か要求は? さすがにカルテの入手だけではこちらの取り分が多すぎますわ」
「意外だな。てっきりもっと寄こせと言うかと思ったが」
「……アクセルを敵に回す愚は避けたいので」
「なら、そうだな。転移反応を連邦軍に察知されないように、あまり人のいない場所に小さな倉庫でいいから用意してくれ」

 ゲートを設置するにしても、転移反応を感知されたりしたらどうにもならないからな。
 だが、そんな俺の希望はあっさりと叶えられる。

「それくらいでしたら何も問題ありませんわね。……ここに使われていない倉庫があります。DC戦争が起きる前に、一時的にリオンを保管して置いた場所ですのでアクセルの要望には応えられるかと」

 メモ用紙に素早く座標を書き、こちらへと渡してくる。
 それを受け取りながらも、ミツコの言い分に疑問を感じて尋ねる。

「ちょっと待て。リオンを保管していた倉庫なら、当然連邦軍にも知られているんじゃないのか?」
「その辺は大丈夫ですわよ。蛇の道は蛇といっ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ