スーパーロボット大戦OG外伝
0474話
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。これはお前がどう言おうが間違えようのない事実だ。……今まで本当に何にも気が付かなかったのか? 時折苦しそうにしていた様子は見なかったのか? あるいはフィリオ・プレスティの恋人でもあるツグミ・タカムラの様子に違和感を覚えた事は?」
立て続けに問いかけ、それを聞いて悩み始めるスレイ。その様子を眺めながらまず最初の山は越えた事を理解する。敬愛している兄が不治の病。その情報を聞かされても、意固地になってそれを信じずにこの場を去っていくという可能性もあったのだ。
「あるいはどうしても信じられないと言うのなら、イスルギ重工の力を頼ってみてもいいだろう。既に不治の病だとしても、これまでに必ずどこかで病院には行ってる筈だからな」
「……仮に。仮に、だ。もし兄様が病に侵されているとして、それを私に知らせてどうしろと? まさかテスラ研に戻ってアイビスと協力してプロジェクトTDを兄様が死ぬ前に達成しろとでも言うのか?」
顔を顰めつつも話を進めてくるスレイ。恐らく俺の言った事に多少なりとも覚えがあったのだろう。今まではそこに病気というファクターがなかったから気が付かなかっただけで。
「いや、もちろん違うさ」
スレイの言葉を切り捨て、右手を差し出す。
「取引だ、スレイ・プレスティ。俺なら……正確にはシャドウミラーなら恐らくフィリオ・プレスティの病気を癒せる可能性が高い。確実に癒せるかどうかは俺では保証出来ないが、それでも寿命を延ばす事は不可能ではないだろう」
その言葉に一瞬だけ顔を希望に輝かせ、だが次の瞬間には疑心の混じった視線を向けてくる。
「アクセル・アルマー。お前の戦闘力が高いのは実際に戦闘をこの目で見た私は知っている。だが、それはあくまでも戦闘力であり医者の真似事が出来るとは思えないが?」
「だから言っただろう。俺には無理だがシャドウミラーなら可能だ、と。シャドウミラーの幹部にレモンという女がいるんだが、知ってるか?」
「ああ。話した事は無いが、アースクレイドルで遠目に見た事がある」
「レモンは技術者であると同時に、科学者でもある。そんなレモンの研究の1つに人造人間という物があってな。その関係でレモンはその辺の医者よりも余程人体については詳しい。同時に、それを活かす為の大掛かりな機器の類も俺達は保有している」
それだけで俺が何を言いたいのか分かったのだろう。一度強く唇を噛み締めてから口を開く。
「それは、つまり兄様を人造人間の技術で治療出来ると言う事なのか?」
「ああ。現に既に俺達は遺伝子に問題のある人物や、とある組織で違法な薬物を過剰に摂取させられている者達を治療しているという実績もある」
まぁ、レイにしろ、ステラ、アウル、スティングの3人を始めとしたエクステンデッドにしろ、正確にはま
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