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デュエルペット☆ピース!
デュエルペット☆ピース! 第3話「英雄超克」(前編)
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1800・☆4

アズ
「さらに効果発動! 500ポイントのダメージを受けなさい!」

 モンスターの口から火球が発射される。ナナコが三度、シールドで防御にかかった。

ACTIVATE!
《ヴォルカニック・エッジ》:500ダメージ
・ナナコ LP:2900→2400(−500)

ナナコ
『これで三度目……! いい加減ウザイっての!』
アズ
「たとえ500ポイントずつでも、あなたのライフを正確に穿つ……これがわたしのやりかたです! 続いて、《ガガギゴ》を通常召喚!」

 フィールドに水の力を宿した若き悪魔が降り立ち、アズにひざまずいて忠誠を誓った。力のはけ口を求めていまにも暴れ出しそうな、獰猛な炎の魔物と対照的な姿である。

NORMAL SUMMON!
《ガガギゴ》ATK:1850・☆4

ナナコ
『炎、雷ときて今度は水か……あんたも属性はいろいろ揃えてるようだけど、それで何をしようってのォ?』
アズ
「わたしは、《ヴォルカニック・エッジ》と《ガガギゴ》でオーバーレイ!」

 並び立つ魔物が輪郭を失い、赤と青の光球へ姿を変える。一対の光球が、天へ向けて伸ばされたアズの右腕の先端に集まり、旋回して次第に光の渦を発生させた。

アズ
「2体のレベル4モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築! エクシーズ召喚! おいでなさい、わたしの剣たる少女よ! 《デュエルナイト・セイバー》!」

XYZ SUMMON!
《デュエルナイト・セイバー》ATK:2500・★4・ORU×2

 光の渦が大剣へと姿を変え、周囲に赤と青の光球をまとわす。アズが剣を思い切り投擲し、空中でモンスター・エクシーズがそれを受け取った。ふわり、と軽やかに着地した美しき少女の姿をした魔剣士は、主のほうへ真紅の瞳を向ける。アズも同様に視線で応えた。
 真紅の瞳が交差する瞬間、アズの脳裏にしもべの感情が流れ込んでくる。魔剣士は、主の剣でありながら、主の心をも斬りつけてしまった前回の戦いを悔いていた。
 アズの瞳が真摯な輝きを魔剣士に返す。それでも、友のために自分の剣を取って戦うことを選んだのだと。魔剣士は一瞬目を閉じ、戦うべき敵、不敵にたたずむヒーローへと目線を映した。

ナナコ
『モンスター・エクシーズとは……とんでもないモン出してきやがった……! ますます楽しめそうだァ!』
アズ
「行きます! バトルフェイズ! デュエルナイト・セイバーでフォレストマンを攻撃!」
ナナコ
『なにッ!? フレイム・ウィングマンではなく守備表示のフォレストマンをッ?』

ATTACK!
《デュエルナイト・セイバー》ATK:2500 ⇒ 《E・HERO フォレストマン》DEF:2000

 魔剣士が大剣を手に駆ける。戦闘
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