デュエルペット☆ピース! 第3話「英雄超克」(前編)
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アタックを……!」
ナナコ
『おおっと待ちな! あたしの罠がオープンしてるよ! 罠カード《ヒーロー逆襲》! こいつはヒーローがバトルで負けた時、あたしの手札1枚をランダムに1枚選ぶ! せっかくだからあんたに選ばせてやるよ!』
ACTIVATE!
《ヒーロー逆襲》:相手モンスター破壊、E・HERO特殊召喚
ナナコが左手に握られた4枚のカードを、ずいとアズへ向けて突き出す。
アズ
「わたしが……選ぶんですか?」
ナナコ
『そ、さっさと選びな! 自分の運命を握ってる選択かもしれないのに、カード達はこっちを向いてくれない……こんなにワクワクする瞬間はねェよな! これだからヒーローデッキはやめられないんだよ!』
アズ
「い、いちばん右のカードを選びます!」
アズが選択した瞬間、ナナコの顔が一気に喜色で満たされる。
ナナコ
『ははッ! ビンゴだ! あんたが選んだのは《E・HERO フォレストマン》! 《ヒーロー逆襲》で選択されたカードがヒーローだった場合、そいつを特殊召喚できる!』
選択された手札がナナコの左手から飛び出し、樹木の鎧をまとった大地の戦士へと変化する。
SPECIAL SUMMON!
《E・HERO フォレストマン》DEF:2000・☆4
ナナコ
『さらに《ヒーロー逆襲》のもう一つの効果! 召喚されたヒーローの反撃で相手モンスターを破壊する! 《ライオウ》を破壊だ!』
フォレストマンがフィールドに残るライオウの電撃を吸い取り、磁界を制限する。力場を縮小されたことに驚くライオウに、筋肉隆々たる戦士の剛腕が振り下ろされた。雷のエネルギーを飛び散らせて、ライオウが爆散する―――が、その残りのエネルギーすら、フォレストマンが完全に吸収し、互いのデッキの帯電状態が完全に解消された。
アズ
「う……フォレストマンの守備力は2000……残された《ヴォルカニック・エッジ》では突破できない……! ならばこれでバトルフェイズ終了、そして新たにメインフェイズで、《ヴォルカニック・エッジ》の効果を発動! 500ポイントのダメージを与えます!」
ナナコ
『っと! 攻撃してないから効果が使えるのか!』
ACTIVATE!
《ヴォルカニック・エッジ》:500ダメージ
突撃をかけようとしていた炎の獣が、攻撃体勢を解き、口から火球を発射する。ナナコは的確にバリアを展開し、直撃を防いだ。
・ナナコ LP:3400→2900(−500)
アズ
「これで、ターン終了です」
ナイト
(まずいな……レベル4モンスターが2体並んだこのターン、アズは相手モンスターをバトルで破壊して相手の場を崩しつつ、バトル後にエクシーズ召喚して防御力を高める流れを狙っていたが……逆に相手の
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