デュエルペット☆ピース! 第2話 「聖職」(後編)
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輪》ATK:0・☆10・ORU×7
空中に固定されたガガギゴを、指輪から発射された紫の光線が打ち抜き、爆散させる。爆炎の中から、衛士教諭の周囲を浮遊していたORUが、アズめがけて突進してくる。それを認識した時には、もはや避ける余裕はなかった。ライフバリアの展開とほぼ同時に光球が着弾し、炸裂する。
アズ
「うっ、うぁぁぁっ!」
エネルギーの貫通によって引き起こされた全身を駆け巡る鋭い痛みに、爆風の衝撃。アズの身体はあっけなく吹き飛ばされ、アスファルトの上に転がる。
衛士
『この戦闘で発生した戦闘ダメージは−1850ポイント……これを反転させ、1850ポイントの戦闘ダメージがあなたを襲ったのです!』
・アズサ LP:3700→1850(−1850)
アズは、よろめきながらも立ち上がった。爆風の衝撃でデュエルフォームがあちこち損傷し、全体に朱がかったコスチュームの中に、焦げの黒色が入って、悲壮感を漂わせている。ライフバリアで攻撃を緩和したにもかかわらず、かなりの痛手となってしまった。
アズ
「っ……つう……!」
ナイト
『アズ! 大丈夫か!』
アズ
「は、はい……けど……さすがにそう何度も攻撃を受けるとまずい……かもです」
ナイト
『ああ。だがこれで奴のデュエルピースの効果は分かった。ここからはモンスターを守備表示にして、やつの攻撃を耐えるんだ!』
アズ
「守備表示……?」
ナイト
『ああ。あのデュエルピースの効果はモンスターの攻撃力をマイナス化するものだが、守備力には作用しないはずだ。それに奴の口ぶりでは、戦闘ダメージを移し替える効果も、攻撃表示モンスターとの戦闘限定……こちらが守備表示なら、あのデュエルピースによってダメージを受けることはないはずだ!』
アズ
「た、たしかに……けれどそれだと、こちらも攻め手を欠くことになるのでは……」
ナイト
『う……た、たしかに。だが今のこっちの手札に有効打がない以上、防御を固めて次のドローにかけることも必要だ』
アズ
「そう……ですね、わかりました。わたしは、モンスターを裏守備表示でセットしてターン終了です」
・衛士(手札3 LP:4000)
《DP. 02 紫水晶の革命指輪》ATK:0・☆10・ORU×7
・アズサ(手札4 LP:1850)
裏守備モンスター×1
<ターン5 衛士>
衛士
『先生ェのターン! くく……どうやら先生ェのデュエルピースの効果の抜け道を見つけた様ですね、洞察力はなかなかです! しかしぃ! 先生ェは魔法カード《『守備』封じ》を発動! あなたの守備モンスター1体を攻撃表示に変更するのでぇす!』
ナイト
『なにっ!? しまった、この状況……昨日の白竜と同じ……!』
ナイト
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