デュエルペット☆ピース! 第2話 「聖職」(後編)
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<ターン4 アズサ>
アズ
「わ、わたしのターン! あの……ナイト」
ナイト
『なんだ?』
アズ
「あのデュエルピースは攻撃力0ですよね? だったら普通に攻撃すれば……」
ナイト
『数値上は確かに勝てるはずだが……奴もみすみすやられるとわかって召喚したとは考えにくい……あのデュエルピースには数値上の不利を覆すような効果があると読むのが筋だと思うが……ORUも八つと潤沢だ』
アズ
「そうですけど……さっきのイバラのモンスターのように、攻撃を介さずにわたしにダメージを与えるカードが他にもあるとすれば、攻撃を躊躇している間にライフを削り取られる可能性もあります……だから、ともかく攻撃してみます!」
ナイト
『そうだね……わかった! それでいこう!』
アズ
「では! バトルフェイズへ移行! わたしは、《ガガギゴ》でレヴォル・リングを攻撃!」
若き異形の悪魔戦士が、指輪、すなわちそれを嵌めた衛士教諭へと一直線に突撃する。直前で跳躍、そして急降下し、勢いそのまま剛腕を振り下ろす―――が、悪魔戦士の腕が指輪もろとも男を叩き潰そうというまさにその直前で、金縛りにあったかのようにガガギゴの動きが停止した。指輪から放たれた不可視の力が、モンスターを拘束したのである。
衛士
『かかりましたねぇ……! バカ正直に攻撃してくるとは、学力低下は深刻なご様子ぅ! 先生ェちょっと悲しいです! それでは、よくわかる解説! ORUを持つレヴォル・リングがフィールドにある限り、攻撃表示モンスター同士のバトルでは、互いの攻撃値は全て絶対値そのままに正負が逆転する……つまり、マイナスの数値として扱うのです! つまりあなたのガガギゴの攻撃力は、−1850なのですゥ!』
《ガガギゴ》ATK:1850→ −1850・☆4
アズ
「こ、攻撃力がマイナス!?」
ナイト
『こんな特殊な効果があるとは……!』
衛士
『さぁて、ここで基本ルールのおさらいです! 攻撃表示モンスター同士がバトルする場合、攻撃力が低いモンスターの方が破壊される! 先生ェのレヴォル・リングは攻撃力0! 正負が反転してもゼロのままぁ!』
アズ
「それって……レヴォル・リングの効果がある限り……攻撃力0のモンスターは事実上無限の攻撃力を持っているのと同じ……!」
衛士
『その通り! よってぇ! この指輪を装備したこの先生ェに勝てるものは! この地上にいないのです! さらに! レヴォル・リングが攻撃表示モンスターとバトルする時! ORUを一つ使い、このバトルで発生するマイナスの戦闘ダメージをプラス化して、相手に移す!』
《DP. 02 紫水晶の革命指輪》ATK:0・☆10・ORU×8→7
《ガガギゴ》ATK:−1850・☆4→《DP. 02 紫水晶の革命指
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