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デュエルペット☆ピース!
デュエルペット☆ピース! 第1話「転校生ふたり」(後編)
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ップしたモンスターが、発動ターンのバトルで相手モンスターに勝利した時、デッキから「決闘夜」と名のつく魔法・罠カード1枚をデッキから手札に加えます!」
ナイト
『デッキサーチ効果!? だが、君のデッキの全容はまだわかっていない! 君のデッキ、つまり君の潜在能力の中に、この状況をひっくりかえせる力が眠っているとは限らないんだぞ!』
アズ
「その通りです。でも……きっとあると信じます! わたしの中に、このデュエルに勝つ力が!」

 少女のディスクにセットされたデッキのカードが、次々と空中へ放出され、少女の周囲を浮遊し始める。機会は一度。手札に加えることができるのはたった一枚。だというのに、少女はあろうことか自ら目を閉じ、浮遊するカードの気配だけを頼りに、自分の能力の奥底を探る。
 脳裏に煌めく一筋の光。たった一枚だけ、眼前の敵を叩き伏せる止めの一撃を、彼女の剣に与えるカードを―――つかみ取る!

アズ
「これで《決闘夜の序曲》の効果は終了! 続いて、チェーン1、《デュエルナイト・セイバー》の効果を使用します! デュエルナイト・セイバーは、倒した相手モンスターを、自分のORUとして吸収する!」
ツキ
『なにぃっ! まさかアタシのフルムーンアイズを吸収する気なのォ!』

 女学生のディスクが光を発し、墓地に埋葬されていた白き竜のカードが飛び出して、一直線に少女の右手に収まった。少女は、ディスクに設置された黒のカード、モンスター・エクシーズの下にそのカードを重ねる。
 フィールド上では、粉微塵になった竜の残した白炎が、魔剣士の掲げる大剣に吸収されていく。とうとう炎の全てが吸い尽くされたとき、大剣のまとう光球、ORUが2つから3つに増えていた。

《デュエルナイト・セイバー》ATK: 3500・★4・ORU×2→3

 少女が、一呼吸置き、手札のカードを抜き取る。先ほど手札に加えたばかりの、決着をもたらす一枚であった。切り札を天にかかげ、少女は勝利を歌い上げる。

アズ
「これで……このデュエルは終わりです! 手札に加えた最後の魔法カード、《決闘夜の終曲》(デュエルナイト・フィナーレ)を発動!」
ツキ
『ま、魔法三枚目ェ!?』
アズ
「このカードは、自分フィールドのORUと化したデュエルピース1枚を墓地に送って、わたしのモンスター・エクシーズの攻撃力分のダメージを相手に与える魔法です!」

 魔剣士の剣に取り込まれた、元は白竜であった光球が飛び出し、炸裂する。放出されたエネルギーは、稲妻となって大剣に宿り発光する!

《デュエルナイト・セイバー》ATK: 3500・★4・ORU×3→2

ナイト
(倒したデュエルピースを吸収する効果に、吸収したデュエルピースを利用してダメージを与える効果のコンボ攻撃とは……
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