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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第28話 初めての泥棒?水精霊はまたやった
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こんにちは。ギルバートです。入れ物を作り、精霊達に分霊を入れてもらったまでは良かったのですが、入れ物ごと分霊を運ぶのに凄く苦労しました。
分霊達を運ぶには、騎獣の操り手と入れ物の持ち手が必要です。一度に運ぶには、最低でも騎獣4騎と8人の人間が必要になります。しかし私達には父上のグリフォンと、エディ・イネスのヒポグリフで騎獣3頭と人間4人しか居なかったのです。2回に分けて運べば簡単なのですが、往復4時間分のロスとなると今後の予定に影響が出てしまいます。また、大丈夫とは思いますが、待たされる精霊が不機嫌にならないとも限りません。
仕方が無いので、木の精霊に許可を貰い木を切り倒し、ブレイドで斬り《錬金》で接着して、簡易竜籠(獣籠?)を作り上げました。4人がかりで僅か30分の早業です。私のブレイドの色は、エディとイネスには見せられないので、私は《錬金》による接着班に回りました。
私は簡易竜籠(獣籠?)に同乗し、飛行中は《浮遊》レビテーションで騎獣達の負担を減らす作業をさせられました。非常に重く集中力を要しましたが、それだけなら全く問題ありませんでした。問題は飛行中に精霊(分霊)達が、容赦なく話しかけて来た事です。一度《浮遊》の魔法を途切れさせてしまい、墜落しかけました。(高度が高く無かったら、本当に墜落していた)流石に精霊達も悪いと思ったのか、飛行中は話しかけて来なくなりました。もちろん領地に到着後、父上に盛大に怒られました。
……物凄く疲れました。
領地から王都までは、ちゃんとした竜籠を用意していたので、非常に楽な道のりでした。ディーネが「分霊を抱えて、丸一日飛ぶのは大変だと思う」と、事前に言ってくれなければ、王都まで簡易竜籠(獣籠?)で行く羽目になっていたかもしれません。ディーネに感謝です。
王都に到着した時には、日も傾き暗くなっていたので、ヴァリエール公爵の別邸に泊まらせていただく事になりました。しかし私だけは別口でやりたい事があったので、魅惑の妖精亭に泊まりました。
私のやりたい事とは、リッシュモンを如何にかする事です。
王都のリッシュモン邸に忍び込み、不正や暗殺の証拠を見つけて来る心算だったのです。実は以前から私は、リッシュモン相手にまともに渡り合っても勝てないと考えていました。そこで対抗策として、リッシュモン邸への突入や忍び込む事を考えていたのです。この案の切っ掛けは、マリーニャさんから教えを受けたからですが……。
まあ、その辺は置いておくとして、リッシュモン邸に忍び込むのに現状の戦力分析をしてみました。
現状で私の最大の武器は、インビジブルマントです。しかし、このマントにも弱点はあります。一番問題なのは、臭いを消す事が出来ない事です。ですので、犬等の臭いで異常を感
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