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偽典 ドラゴンクエストV 勇者ではないアーベルの冒険
第7章 終わりの始まり
第参話 いざ、決戦へ
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「種の分配は済んだ。
光の玉はテルルに、魔法の玉はタンタルに、まどうしの杖はセレンに、
テルルの盾をドラゴンシールドに変更と」
明日の襲撃に備えて、ラダドームの宿屋で最終確認をしていた。
ステータスを成長させる種については、次のとおり分配している。
力の種は全て武闘家のタンタルに渡して、タンタルの力はほぼ上限に近い状態である。
物理攻撃を与えるのはタンタルが中心となる。
素早さの種は、俺とセレンが使用した。
テルルの素早さは上限に達しており、最大HPの低い俺とセレンの防御力を高める事を目的にしている。
種の力のおかげで、俺の素早さも上限に達している。
スタミナの種は、俺が既に食べている。
スタミナの種で上昇する体力は、最大HPの上昇に関係するのだが、レベルアップして初めてHP上昇の恩恵を受けることができるため、訓練の途中で全て食べた。
そして、最大HPを上昇させる命の木の実は先ほど俺が食べ終わった。
「それでも、セレンよりも低いのだけど」
ステータスシートを眺めながら俺はぼやいてしまった。
「文句言わないの」
テルルは不満そうにいった。
まあ、テルルの不満ももっともである。
今回の種の分配で、テルルは一つも食べて無いのだ。
「ラックの種ならあるけど」
俺は、袋から別の種を取り出す。
「いりません」
テルルはすねてしまった。
次に所持品の確認だ。
ゾーマが身に纏う闇の衣を引きはがすのに必要な光の玉は、最大HPと素早さの高いテルルが持つ事になった。
そして、量産した魔法の玉はタンタルが持つことになった。
ゾーマ戦には、直接使用しないが、事前の準備に必要と考えている。
そして、まどうしの杖をセレンに渡した。
今回、魔法の玉を爆発させる役目をセレンにしてもらった。
セレンはまどうしの杖は装備できないが、アイテムとして使用することで、メラを使うことが出来るようになった。
そして、装備の変更である。
テルルが使用可能な盾でもっとも防御力が高いのは、みかがみの盾である。
しかし、大魔王ゾーマの攻撃で最も恐ろしいのは吹雪攻撃であり、その威力を軽減するためみかがみの盾より少し防御力は落ちるが、吹雪攻撃に耐性のあるドラゴンシールドを用意した。
「タンタルも装備できたらいいのだが」
武闘家のタンタルは、対吹雪性能を持つ防具を身につけることが出来ない。
俺とセレンは、ドラゴンローブを身に纏っており、高い防御力だけでなく、吹雪攻撃の耐性も兼ね備えている。
「根性で耐えますよ」
タンタルは笑って答えた。
タンタルのHPは400に近いので、集中しなければ問題ないはずだ。
とはいえ、ゾーマとの戦闘時には、僧侶セレンに冷熱防御呪文「フバーハ」を唱えてもらうつも
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