第82話 少年は新技を習得したくないようです
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
くらいの時間は稼げた筈だ。そうすれば皆がバラバラになる事も無かったし、のどかさんが奴隷になる事も
無かった。いや、そもそも僕があの時キチンと断れてさえいれば、皆を危険な目に晒す事もなかった。
そう、全ては僕の不注意と浅はかさが原因と言っても過言じゃない。
あー、不注意と言えば学園でも散々事件起こしたなぁ。結局愁磨さんには怒られっぱなしだったし、
クラスの半分くらいとしかまともにお話出来てなかった気がするなぁ・・・。僕先生失格だよね・・・。
いや、それ以前に人間失格か・・・・・・アハハハハ・・・・・・。
「僕ってダメな奴………。」
「うわぁぁぁぁぁ!先生ーっ!?気をしっかり持てー!」
「フ、フフフ……ヤな顔をして……撃つ……。」
「それだぁーッ!!」
「いやダメだろ!何から何まで間違ってんだろ!一瞬でげっそりして誰だよアレ状態じゃねーか!!」
「フフ……闇の力を使うには、まずは己の内の闇を見つめなければな。」
「尤もらしー事言ってんじゃねぇぞおっさん!!」
あー、千雨さんとラカンさん楽しそうだなぁー・・・・・・。それに引き換え僕ってやつは・・・。
ふふふ、このへなチョコパンチとか、まさに僕を具現化させたようなパンチじゃないか・・・。
これじゃぁ虫だって倒せないよフフフフフフフフフフフフフフ・・・・・・。
「どうしたネギ、声が小さいぞ!ヤな顔パンチ千本ーー!!」
「僕……僕……ダメな奴ですぅーー!ミジンコさんごめんなさいぃぃーーー!!」
「………あぁ、こりゃダメだ。」
Side out
―――――――――――――――――――――――――――――
subSide 千雨
「997!998!999!1000!!ハッ、ハッ、フゥー………。死のう……。」
「先生ーーーッ!!?オイコラおっさんどーしてくれんだ、見ろよこの体たらく!
何が闇の修行だよ、その前に暗黒面落ちてダウナー全開じゃなぇか!!」
「ウム!………正直、ちょっとやりすぎたかなーっと。テヘッ♪」
「キモイわぁ!!アホか!元々根暗っつーても繊細なガキなんだから、あんな自分を追い込むような事させたら
こーなんのも当然だろ!」
「いやホラ、俺あんま"闇"関係詳しくねえじゃん?俺のどこが闇っぽいの?って感じだしなぁ!」
カワイコぶって舌をテヘッとやるおっさん。こ の お っ さ ん は !!
つかそれはリアル女がやったって可愛くねぇんだよ!二次元だってちょっとムカつくレベルなんだよ!
やっぱダメだろこいつは。色々間違ってるっつーか適当すぎる。
「じゃ、あと頼むわ!泣く子とイヌは苦手でよ!」
「おぉぉおおー
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ