『第三話』
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うのでてっきり私を殺すのかと思ってしまい」
「気にしないでください。いきなり『死神だ』なんて言われれば誰だってそうなりますよ」
そう笑いながら(普通は死神と名乗った時点で冗談だと思わないか?)と思ったのはおかしくないだろう
そろそろ、帰るとするか
「それでは、俺はこれで失礼します」
「待ってくれ、何かお礼をさせてほしいんだ」
再び帰るところを引き止められる
もう帰らせてくれ!眠いんだよ!もう12時になるんだよ!!帰って眠らせろおぉぉぉぉぉぉ!!!!
と、思っても相手には気づいてくれるわけもなく
「そうですね……では今度、お宅の喫茶店に行った時何かおごってください」
「それだけかい?」
「はい、それだけです」
その回答に彼は少しの間驚いた顔をしていたが、すぐ笑顔になり『分かった』と頷いた
「それでは、今度こそしつれ「あと一つ、いいかい?」い………なんですか」
窓に三度手をかけ、三度止められたことにうんざりしながらも振り返る
「君は、なんで助けてくれたんだ?」
「なんだ、そんなことか。まぁ、自分の要件のついでもありますが―――
―――あの子が泣いてたから―――
そう言い残し、高町父に止められる前に窓から飛び降りた
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