閑話 Merry Christmas!
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摘される。そうやってクリスマスパーティーを楽しんでいると、二人の人物が現れる。
「メリークリスマス!さあ、お前たちにプレゼントを持ってきたぞ!」
「あ、アスラン!それにステラも!?」
登場したのはアレックス・ディノの頃の服装から着替えてサンタクロースの格好をしたアスランとステラの二人だ。背中には白い袋を背負っていた。
「今はサンタであってアスランではない。さあ、プレゼントだ」
そうしてアスランはハロウィンの時とは違い、はぶられることなくクリスマスのイベントに参加することが出来た。
「アスラン達も参加しますよね?どうです、これからダーツゲームでもしますか?」
「ああ、なら折角だしやってみようかな」
その後もクリスマスパーティーは盛り上がりを見せ、熱気が渦巻いていく。ちなみにアスランは501ルールであっさりとクリアしていた。彼の射撃の腕はダーツにも反映されているらしい。
「ふう、のどが渇いてきたな……ん、ふたの開いてないコーラがあるな、これでいいか」
「あ!?それは!」
アスランが手に取ったコーラの銘柄を見てシンが止めようとしたが少しばかり遅かった。アスランは既にマメッコーラと書かれたジュースのふたを開け一気に呷いだのだ。一瞬の静寂、そしてアスランの頭の中で何かが弾ける。まるでSEEDが覚醒したかのような錯覚を覚えるほど、このコーラは味の革命(もちろん悪い意味で)を巻き起こした。
「ヌボォォォォ――――!?」
まさに覚醒落ちである(先落ち2500はツライ)。アスランは頭の中が爆発したような衝撃を受け、そのまま撃墜された。
「あ、アスラァァァン!!??」
誰もが心の中でこう思った。恐るべし、マメッコーラ――――
◇
「いや〜、やっぱ冬は鍋だよな〜」
「宇宙に季節などないぞ」
「ていうか、地球でも今は北半球だけだっての」
エミリオとダナがネオに対してツッコミをしつつ、月基地の一角でファントムペインの部隊は現在鍋パーティーを開いていた。流石に宇宙という事もあってか闇鍋などは自重しているものの、それでも十分贅沢な食事だと言えるだろう。
「おらー、呑め呑め。今日は朝まで呑んでパーっといこうじゃないの!アウル、出汁を取らないといけないんだから肉と魚を最初に入れろ!」
「だから、宇宙に朝夜の時間もないと……その酒は一体なんだ?」
「しかも鍋奉行かよ……」
どこから持ってきたのかネオがジャパニーズサケこと日本酒を取り出してコップに注いでいる。エミリオは冷静にツッコミを続け、ダナは呆れるが誰も気にしない。こういうものはノリが重要なのである。
――――一時間後――――
「まったく、マニュアル
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