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ゲルググSEED DESTINY
閑話 Merry Christmas!
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で愚かに成れるというのか……やはり人は遺伝子によって導かれるべきか」

ギルバート・デュランダルはこの現状を確認し、後にこのことがデスティニープラン実行を決める最大の要因となった……なんというか、こんな理由でデスティニープランが決められてしまうあたり、今日もプラントは平和である。

「ギル、用意しておいた荷物は如何するおつもりで?」

ソリとプレゼントを用意し、トナカイコスチュームをしたレイはサンタの姿をしている議長に対してそう尋ねる。買収されたとはいえ、議長に頼まれればあっさりと手の平を返すあたり、レイは平常運転である。

「止む得ないな。決行は中止だ。ただちにこのカメラに収めたステラのサンタコスの現像に移る事にしよう」

そう言って持っていたカメラを片手に上機嫌な様子で帰っていく議長。彼にとってはクラウが痛い目にあったこととステラの写真が撮れたことで満足したのだろう。

(……ステラ・ルーシェ……やはり貴様が俺にとって最大の障害か?)

その議長の様子を見て、レイがそう思ったのはある意味当たり前のことだったのかもしれない。







「メリークリスマス!」

「「「いえーい!!」」」

ミネルバクルーの中でも同期を中心に開かれたシン達のクリスマス会は店を貸切にして行われていた。持っているジュースの類は様々であるが一番多かったのはクラウが貸切の手続きをしてくれた際に発注していたという炭酸飲料だ。サンタクロースの赤と白を定着させた例のコーラ飲料である。何本かマメッコーラと書かれたコーラが紛れ込んで置いてあるが、それに対しては誰も手を出していない。

「しかし、まあ今年も色々とありましたな〜」

「ちょっとヨウラン。年寄臭いわよ」

「マジで!?」

ヨウランとルナマリアが軽口を叩きあい、周りも同じように和気藹々と盛り上がる。

「じゃあビンゴゲームしようぜ!ビンゴゲーム!」

「いいや、プレゼント交換が先だろ?」

「何でもいいから早く始めろよ!」

イベントデーという事もあり、テンションがおかしな方向に向いていたりする者も多く、普段よりも騒々しい。結局、多数決で多い順から順番に行っていく事になった。

「こんのぉぉぉ、裏切り者がぁぁぁ!?」

「調子に乗ってくれちゃって!」

人生ゲームで呆気なく手を結んでいた相手に裏切られるシン。他のメンバーにあっさりと追い抜かれるルナマリア。二人は思わず、叫んでしまう。

「当たらなければ、どうという事はない!」

「それってつまりビンゴのルールではあがれないって事ですよね?」

「え、そうなの!?」

ビンゴのルールをはき違えていたのかショーンはリーチにすらなっていないビンゴを眺め、それをメイリンに指
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