暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0473話
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 ローズ……否、ミツコの別宅で以後は協力関係を結んだ翌日、俺の姿はイスルギ重工本社の前にあった。本社前にいる警備員に前日にミツコから渡されたIDを見せて本社の中へと入り、受付へと向かうと地下格納庫へと案内される。
 エレベーターのスロットへと案内をしてくれた受付嬢がIDを通し、その途端降りる階を選んでいないというのに地下へと向かう。そのまま1分程が経ち、到着した場所はまさに秘密格納庫と呼んでもいいような場所だった。

「お待ちしてましたわ」

 格納庫の奥の方から聞こえてきた声は、ミツコの声だ。昨日とは違う柄だが、やはりチャイナドレスを身に纏ってその脚線美を見せつけている。

「貴方はもういいですわ。上に戻って下さい」

 ミツコにそう声を掛けられ、俺をここまで案内してくれた受付嬢はそのまま一礼してエレベーターへと乗り込み上へと戻っていった。

「さて、では早速ですがガン・ルゥとストライクダガーを出して貰えますか?」

 エレベーターの扉が閉まった途端にそう告げてくるミツコ。

「構わないが、技術者達はいいのか?」
「何を言ってますの。アクセルに対して不利な事を出来ないようにしたのは貴方じゃないですか」

 ……なるほど。確かに何も知らない技術者に俺の空間倉庫を見せるというのは情報の漏洩に当たって、鵬法璽の契約に引っ掛かる訳か。

「分かった。どこに出せばいい?」
「こちらです。付いて来て下さい」

 そう言って倉庫の中を先に進むミツコの後を追い……やがて主にリオン用なのだろうメンテナンスベッドやクレーンのあるハンガーへと辿り着く。

「では、お願いしますわ」

 その声を聞き、脳裏に空間倉庫のリストを展開。まずはガン・ルゥを、そして次にストライクダガーを取り出す。
 格納庫の中へと姿を現したその2機の様子に、一瞬だけ驚きの表情を浮かべるミツコ、
 まぁ、空間倉庫自体は昨日も見たが、あの時に出したのは鵬法璽、初心者用の魔法教本や魔法発動体と小さい物ばかりだったからな。次に2機の性能やスペックが書かれている、いわゆる取説を取り出してミツコへと手渡す。

「これが……確かにどちらの機体もAMやPTとは全く違う設計思想で作られた物のようですわね。……ただ、性能的にはどちらもリオンには及ばないようですが」

 取説を流し読みしながらそう呟くミツコ。

「その辺は昨日も言ってあっただろう。この2機はあくまでもPTやAMと違う設計思想を買って貰う為の機体だ。この機体その物を戦力として使うのはまず無理だぞ」
「ええ、分かってますわ。一応の確認ですわよ」

 そう言いつつも、やはり多少は即戦力というのに期待していたのか口を尖らせながら取説をどんどんと捲っていく。恐らくイスルギ重工に吸収されたウォン重
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ