暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0473話
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工業が作り出したミロンガ、バルトールを取りあえずの連邦軍主力機として、その間にイスルギ重工でリオンに代わる新型量産機を作る……というその新型機に使えるかどうかを考えているのだろう。
 まぁ、結局OG外伝の始まりとも言えるバルトール事件が起こってその計画はパーになる訳だが。この際協力関係を結んだんだしイスルギ重工の力を落として貰っても困る。一応忠告はしておくべきか? ……いや、やめておいた方がいいな。何しろマオ社に忍び込むと言うのは今の俺ならそう難しくはないだろう。だが、トロニウム。これを入手するにはヒュッケバインMk-Vから入手しなければならないのだ。そうなると、原作を崩しすぎてしまうとどこで足を掬われるのか分かった物じゃない。
 俺の狙いはヒュッケバインMk-Vのうち、リョウトが乗っているタイプLではなくてかつてエルザムがトロンベとして乗っていた方のタイプRだ。そしてこのタイプRは俺の知ってる通りに進んだ場合は25話前後にヒリュウ改やハガネに……いや、待て。ちょっと勘違いをしていたな。確かにゲームの時はテスラ研を修羅兵が襲ったシナリオ後に使えるようになった。それはつまりテスラ研にヒュッケバインMk-VのタイプRが保管されているのか? それとも後で運ばれてくるのだったか? 取りあえずそのどちらかだったと思うから、一度テスラ研に忍び込んで確認しないといけないだろうな。

「どうしましたの? 急に黙り込んで」

 内心で考え込んでいたのを不審に思ったのだろう。ミツコがどこか不審そうにそう尋ねてくる。

「いや、何でも無い。どうやってテスラ研に忍び込むかを考えていただけでな」
「テスラ研? マオ社じゃなくて?」
「ああ。俺としたことがすっかり忘れていたんだが、トロニウム・エンジンを搭載したヒュッケバインMk-VのタイプRがテスラ研に保管されている可能性があるんだよ」
「……へぇ。どうやってその情報を得たのかを聞いてもよろしいかしら? あの部隊についてはケネス少将の件もあって、情報をなかなか入手出来ないんですが。こちらの情報としては、テスラ研とフランスにあるオルレアン研究所が怪しいと絞り込んではいましたが……」

 まぁ、ケネスにしてみればミツコは……と言うか、イスルギ重工は目の上のタンコブというか恨み骨髄だからな。何しろイスルギ重工の横流ししたリオンのせいでヴァルシオン改・タイプCFをロレンツォ達DC残党に横から掻っ攫われて、前任者であるグレッグが進めていたATX計画よりも上の手柄を挙げる筈だった目論見をご破算にしたんだからな。
 ……こう考えてみると、元々の世界も含めて俺とケネスは妙に縁があるんだな。まぁ、それはイスルギ重工とも同様だが。何しろこっちに転移してきた後にアースクレイドルへどうやって行くべきか迷っていた俺をイスルギ重工の裏
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