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SDガンダムGジェネレーション・オーバーワールド サイドストーリー
クリスマスイブ
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を見て更に溜め息が強くなってしまった。
「お前、彼氏の1人くらいできないのか?」
自分の妹は、他者としての視点で見てもかなり可愛い部類に入ると和也は思っている。勿論、偏見とか一切ない。
「(勿論、俺は兄バカでもないしシスコンでもないからな。)」
「・・・だって、お兄ちゃんといっしよにクリスマスを過ごしたいんだもん。」
結衣は、和也に聞こえないくらいの小声で呟いた。和也は、何か言ったのは分かったがその内容を聞くことは出来なかった。
「ほら!大人の男性としてちやんとリードしてよね。」
「はいはい。それじゃあ、行くぞ。」
結衣は、和也の左腕に抱き付き街へとくり出していた。和也も妹のスキンシップに慣れているので抱き付いてきたのを振りほどくことなく歩いていった。
クリスマス一色になっている町並みを見ながら2人は、一緒に歩いていた。
「しかし、ここは変わらないな。と言ってもまだ4年位しか経ってないけど。」
「もう、そんなに経つんだ。以外と速かったね。」
和也は、高校卒業と同時に統合軍の訓練校に入学してそれ以来、帰って来てなかったのだ。和也達は服を見たりアクセサリーを見たりとショッピングを楽しんでいた。それは、久々の兄妹2人の時間であった。
「でも、町は変わらなくても私達は少しずつ変わってるんだね。」
「そうだな。俺は、統合軍人。お前は今やアイドル候補生になってるんだもんな。そういや、アイドルになるのって結衣の小さい頃からの夢だったよな?」
結衣が小さかった頃を思い出していく。その頃の結衣は、当時のアイドルのダンスを見よう見まねで踊りながら歌っていてたのを思い出していた。
「うん!でも、あの時とは違ってちゃんとした理由があるんだよ!」
「ほお?それは、是非聞きたいね。」
「私は、皆に元気を分けたいんだ!私の歌で、ダンスで少しでも私の元気を分けあげれるようになりたいんだ。そうしたら皆笑顔になって幸せになれると思うんだ。そうなれば、争いは少なくなると思うんだ。」
和也は、少し驚いていた。結衣がここまで考えてるなんて思ってもなかったから。
「まあ、まだまだ候補生の弱小アイドルではあるんだけどね。」
そう言いながら肩を落としていく結衣。そんな姿を見ていた和也は、微笑みながら結衣の頭に手を乗せて撫でていく。
「お前は頑張ってるよ。今日だって、みんなは休んでる中レッスンしてきたのだろ?」
「お兄ちゃん・・・」
「お前は夢に向かって真っ直ぐに歩いているそれを忘れるな。立ち止まりそうになったら俺や周りを頼れ。絶対に助けれやるから。」
そして、再び歩き出した2人の先に大きなクリスマスツリーが現れた。結衣は、そのツリーの下から上を見上げていた。
「結衣!」
すると、和
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