暁 〜小説投稿サイト〜
SDガンダムGジェネレーション・オーバーワールド サイドストーリー
クリスマスイブ
[1/3]

前書き [1] 最後
「「「「「メリークリスマス!!!」」」」」

一斉にグラスを持ち上げて乾杯しあうクルー一同。今日は、12月24日。年に一度のクリスマスイブであった。様々な世界の住民が集まってるキャリーベースのメンバーであったがこの日は、どの世界でも共通しているところでもあった。

「クリスマスか・・・」

和也は、グラスを持ちながらパーティー会場となっている食堂の端で様子を見て過ごしていた。

「(確か、去年はアイツと過ごしていたな。)」

そして、1年前ので出来事を思い出していた。和也にとって大切な思い出となってるあの日を・・・





「うぅ。寒いな。こりゃあ、雪降るか?」

和也は、電車から降りて改札口を出ると冷たい風が通っていく。久々に帰ってきた故郷は、珍しい雪が降りそうな天気となっていて気温も下がっているみたいであった。

「さてと、アイツはまだ来てないのか。ったく、いきなり呼び出した癖に遅刻か。」

和也は先日、自身が現在住んでいる寮に直接連絡してきて呼び出した者を思い出していた。急に呼び出されたので有給とるのが大変であった。急な休暇だったので同僚たちに茶化されたのを思い出してしまっていた。

「おーい!お兄ちゃーん!」

暫く待っていると待ち合わせ相手が走ってきた。セミロングのストレートの黒髪をなびかせながら手を大きく降りながら和也の元へとやって来た。

「遅いぞ。結衣。遅刻だ遅刻。」
「はぁ、はぁ、はぁ。ご、ごめーん!レッスンが長引いちゃって。」

彼女の名前は、『天宮結衣 (あまみや ゆい)』。正真正銘の和也の妹であり和也を呼び出した張本人であった。彼女は、現在アイドルとなるためとある事務所に所属していてアイドル候補生として日々己を磨いていた。

「レッスンって、お前俺を呼び出しておいてレッスンしてたのか。しかも、クリスマスイブに。」
「別にいいじゃん!お兄ちゃんなんだから。それくらい大目にみてよ。それに、トップアイドルになるためにはクリスマスイブだからってレッスンを休む訳にはいかないよ!」

結衣は、頬を膨らめながらそっぽを向いてしまった。

「はいはい。結衣は頑張ってるよ。それで?俺を呼び出した理由は何だ?」

和也は、話題を変えようと結衣に呼び出された理由を聞いた。急に呼び出された為、理由をきちんと聞いてなかったのであった。

「・・・デート。」
「は?」
「私と、クリスマスデートして。その後、家に帰って皆とクリスマスパーティーだよ。」

急にデートしてと言われてキョトンとしてしまったが直ぐに呆れた顔となった和也は、溜め息交じりの息を吐いた。

「全く、クリスマスに兄とデートする妹がいるか?」
「ここにいる。」

すかさず自分を指差す結衣。それ
前書き [1] 最後


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ