青い春
弐 野球という遊び
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
うな、そんな気がした。
「よし、帰ろうか。また学校で鈴原と話してみようかなぁ」
薫はハッとする。今、真司が自分から話しかけよう、などと言った。いつも自分が話しかけなければ、教室でも1人で所在なさげに座っているだけの真司であるというのに。この球場に来てからというもの、何か、真司の様子がおかしい。いや、別に悪い変化ではないし、望ましい事なのだが。
「…?どうしたの?帰ろうよ」
「ああ、うん」
真司の中の、何かが動き始めようとしている。
そんな1年の秋だった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ