第二十七話
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―カノンノを護りたい。大切な人を・・・この命に代えてもカノンノを護りたい!!
その想いに応えるようにディアの体の中をとてつもない力が満たすのを感じた。
突如、強風がカノンノとサンドファングたちを襲い、カノンノを尾で突き刺そうとしていたサンドファングたちは吹き飛ばされ、このまま自分も吹き飛ばされるのだろうと思ったが、誰かが自分の肩と足を優しく抱えてをお姫様だっこされているのに気付く。
カノンノの目の前には左目は黒色で右目はディアと同じ色、髪の色は黒色の少年がいた。
だが、カノンノはその少年を知っていた。
髪の色などは違うが雰囲気やカノンノに見せる穏やかな表情がディアそっくりだったからだ。
「そっか、恐怖を恐れないだけじゃなくて大切な人を護りたい想いがこの力を引き出してくれるんだ」
「ディ・・・ア?」
「カノンノ・・・君は僕が護る。僕の全てを懸けて」
そこにはいつもカノンノに微笑む時のディアの微笑みがあった。
続く
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