第四十八話 文化祭の準備その十
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「クラスはね」
「琴乃ちゃんは部活も行かないといけないからね」
「そっちも頑張ってね」
「掛け持ちね」
まさにそれだった。
「それならね」
「ええ、じゃあそっちもね」
「気合入れてってね」
琴乃はクラスメイト達の言葉を受けた、そうしてだった。
クラスでも部活でも用意を頑張った、そして夜になり。
まずはクラスでだ、クラスメイト達と盛大に飲むのだった。男女で車座になって全員で派手に飲み食いしている。
皆既にシャワーを浴びて綺麗になっている、着ている服はジャージで皆今すぐにでも寝られる様になっている。
無論琴乃もジャージだ、そのジャージ姿でビールを飲みつつ言う。
「さて、夜はね」
「ええ、文化祭のキャンプファイアーの時まではね」
クラスメイトの一人が言う、文化祭の最後の夜のその時までというのだ。
「飲むわよ」
「そうよね、盛大にね」
「だから琴乃ちゃんもね」
一リットルの缶で飲んでいる琴乃への言葉だ。
「飲んでね」
「ええ、それじゃあね」
言うまでもなくだった、琴乃は実際に飲んでいる。そしてだった。
その娘も飲む、しかも飲むだけでなく。
食べてもいる、カップ焼きそばを美味そうに食べながらこうも言う。
「いや、やっぱりビールにはね」
「焼きそばっていうのね」
「カップでもね」
UFOだ、それを食べながらの言葉だ。
「ビールには焼きそばでしょ」
「確かにね、いいわね」
「琴乃ちゃんもどう?」
その娘は琴乃にもカップ焼きそばを勧める。
「それで飲む?」
「そうね、それじゃあね」
琴乃もその娘の言葉に頷く、そしてだった。
カップ焼きそばを出してビニールを取って中を開いて袋の中の具を麺の上にかけてから三分待つ、その間はピーナッツで飲んでだった。
三分経って水道のところで湯を捨てに行ってから割り箸で食べる、そしてからまたビールを飲んで言うのだった。
「やっぱりいいわね」
「ええ、やっぱり焼きそばよね」
「ビールにはね」
万面の笑顔での言葉だ。
「これよね」
「他にも色々合うのはあるけれどね」
「ピーナッツでも柿の種もね」
実際に琴乃はさっきはピーナッツで飲んでいた、場には柿の種もあって皆それでも実に美味しそうに飲んでいる。
「いけるわよね」
「そうでしょ、あとコンビニで買ってきたサンドイッチとかフランクフルトもあるから」
「結構色々とあるのね」
「琴乃ちゃんも買って来たでしょ」
「私は唐揚げ買って来たわ」
見ればその前にその唐揚げがある、それを女の子にも出して言う。
「食べる?」
「後でね」
「そう、じゃあね」
「いや、今日はずっと身体動かしてたけれど」
「結構汗かいたわよね」
「それでもね、今はね」
飲む今は、というと
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