暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百三十話:モンスターのお食事の件
[1/5]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
「イナッツさん、お久しぶりです。……ずっと奥に、いらしたんですか?」
そんなわけ無いだろうと思いつつ、自分の中で一番常識的な可能性として聞いてみます。
「やーね!そんなわけ無いじゃない!」
「ですよねー。……なら、どうやって」
「内緒よ?モンスター使いのネットワークを使って来たのよ!」
「ええっ」
旅の扉的な?
確かにモンスターを移動させられるなら、人だってできてもおかしくは無いが。
でもそんな使い方ができるなら、船とかもう要らないのでは。
完全代替とはいかなくとも、少なくともビスタとポートセルミの連絡航路に関しては。
「誰でもってわけじゃ無いのよ?ネットワークの管理者権限だから、おじいちゃんたちも無理なの。私だけね」
「あ、そうなんですか。……って、ええっ?」
管理者って。
じいさんの助手的立ち位置かと思ってたのに、それってなんだか。
「……イナッツさんって。もしかして、偉い人なんですか?」
私の問いに、頷きながらモンスターじいさんが答えてくれます。
「うむ。モンスター使いのネットワークを築き上げ、預けたモンスターをどこのモンスターじいさんからでも簡単に引き取れるようになったのは、イナッツ嬢の功績じゃ。正式にまとまった組織では無いとは言え、彼女以上に影響力のある者はおらぬし、モンスター使いネットワークの実質的な代表と言っても過言では無いの」
なにそれすごい。
その旅の扉的ななにかの開発者がイナッツさんだって、そういう話ですよね?それ。
「またまたー!おじいちゃんたら、上手いんだからー!モンスター使いでも無い私が、そんなに偉いわけ無いじゃないー!」
軽く否定するイナッツさんに、モンスターじいさんが言葉を重ねます。
「いやいや。オラクルベリーの同輩の不祥事が進退問題にまで発展しておるのは、イナッツ嬢の意向が大きいと聞いておるぞ?」
「あらやだ、人聞きの悪い。将来有望な新人の女の子に、未遂とは言えセクハラするようなおじいちゃんに、あんな大きな町のモンスターじいさんの役目は任せられないじゃない?後はつかえてるんだから」
え、師匠ってセクハラしてたの?
うん、いかんね、それはいかんよ。
セクハラは、犯罪ですからね!
後を任せられる人材がいるなら、未遂の段階で円満に勇退して頂くべきだね!
「ふむ。惜しい者を亡くしたの。女癖の悪さを除けば、優秀な男じゃったが」
「やだそんな死んじゃったみたいに!大丈夫よ、退職金も年金も十分だし!疎遠になってた息子さんが、喜んで引き取ってくれるみたいよ?良かったじゃない!」
……女癖の悪さゆえに息子にも見捨てられてた老人が、金を目当てに引き取られていくみたいに聞こえるんですが
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ