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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百三十話:モンスターのお食事の件
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……。

 ……き、気のせいだよね!

 キレイな心で聞けば、これはきっといい話なんだよ!!

「そんなことより!ドーラちゃん、今日は女の子らしい格好なのね!こうやって見ると、完全に女の子よね!うん、やっぱり可愛いわ!」
「あ、ありがとうございます」

 そんなことなんだ。
 師匠の余生は私の服装より軽い、そんなことなんだ。

「ところで、私に用事って?モンスターのお食事のことって聞いたけど?」
「あ、はい。キラーパンサーが仲間になったので、少し聞いておきたいと思って」
「え、キラーパンサーまで仲間にしちゃったの!?ほんとにすごいのね、ドーラちゃん!あ、この子ね!名前は?撫でてもいいかしら?」
『うん、撫でて撫でてー!』

 イナッツさんの問いに、モモが嬉しそうに喉を鳴らして答えます。

「名前はモモです。どうぞ、撫でてやってください」
「モモちゃんね!わー、フカフカね!しっかりお手入れしてもらってるのね!」

 さすがに慣れた様子でイナッツさんがモモを撫で、モモもそれなりにじゃれついて。

 落ち着いたところで改めてイナッツさんが口を開きます。

「ところで、お食事だったわね。キラーパンサーの好みは、さすがに私にもわからないけど。本人に聞いたほうがいいんじゃないかしら?」
「好みは、そうなんですけど。食べてはいけないものがあるなら、わかれば教えて頂きたいんですが」
「ああ、そっちね!それなら、無いわよ!」
「え?そうなんですか?ネギとか、大丈夫なんですか?」
「大丈夫よ、そんな猫じゃあるまいし!」
「まあ、そうなんですけど」

 この世界でも、猫にネギはダメなのか。
 そして猫の常識は、キラーパンサーには当て嵌まらないのか。

「基本的に魔物は、人間よりも丈夫に出来てるからね。人間が食べられて、彼らに食べられないものは無いわ。逆は、たくさんあるけどね」
「そうなんですか」
「そうなのよ。人間の食べ物だけで育てようとすると、好き嫌いして栄養が偏る場合があるから、そこは気を付けないとダメね。色んなものを、満遍なく食べさせるようにしたほうがいいわね」
「わかりました」

 モモに限って、好き嫌いとかそんな心配はしてないので。
 そうとわかれば、もっと色んなものを食べさせてあげられますね!

『そっかー。タマネギとか、食べても大丈夫なんだ!』
「そうなんだって!良かったね、モモ!」
『うん!大丈夫なら、あたし食べてみたいものたくさんあるんだー!』
「うん!たくさん色んなもの食べようね!」

 じゃれあう私とモモを、イナッツさんも他のみんなも微笑ましそうに見守ってくれてます。

「お役に立てたみたいで良かったわ。用事は、これでおしまいかしら?」
「あ、はい。すみま
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