第七話
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「………此処がエンジュシティやな……」
瓦礫の山と化しているエンジュシティを見て呟く。
チャリでエンジュシティまで来たけど、こんな荒れ具合やとチャリがパンクしそうやからピジョンに背中にあるリュックを掴んで飛行させてきた。
「ありがとなピジョン」
俺はピジョンを戻す。
「……多分、まだ生存者はいるかもな。バタフリーッ!!」
今度はバタフリーを出す。
「バタフリー、”ねんりき”で瓦礫や木材を退けるんやッ!!」
「フリーッ!!」
バタフリーが”ねんりき”で瓦礫や木材を退かしていく。
「ん?」
瓦礫の中にシャワーズが挟まっていた。
「バタフリーッ!! シャワーズを挟んでいる瓦礫を退けろッ!!」
「フリーッ!!」
バタフリーが”ねんりき”でシャワーズを挟んでいる瓦礫を退かせる。
「大丈夫か?」
俺はリュックから傷薬を出してシャワーズの体力を回復させる。
体力を回復したシャワーズは尻尾を振ってくる。
「後でポケモンセンターで回復させてやるからそれまでボールの中に入っときな」
シャワーズは俺の言葉に頷いて、俺はモンスターボールを投げる。
シャワーズは一応ゲットした。
「さて、人命救助しよか」
俺達はそれから日没になるまで男性三名、女性四名、ポッポ二匹、コラッタ三匹を救助し た。
―――臨時診療所―――
「救助の協力ありがとう。君のおかげだ」
「いえいえ。当然の事をしたまでです」
あ、シャワーズを回復させな。
「すみません、ポケモンセンターは何処です か? ポケモンを回復させたいので」
「あぁ、ポケモンセンターならあそこだ。全壊はしているが非常電源は付いているから回復は出来るはずだ」
「ありがとうございます」
俺は礼を言ってポケモンセンターに向かっ た。
途中、ゴールドとシルバーが戦っていたけど無視をしてピカチュウ達のポケモンを回復させる。
チャンチャンチャチャチャーンッ!!
ゲームと同じ音かよ……。
「ま、ええや」
俺はシャワーズを出した。
「さ、これでお前の体力は回復したで。自由に生きや」
俺はそう言ったけど、シャワーズは首を左右に振って俺の膝にスリスリする。
「……俺と一緒に行きたいんか?」
俺の問い掛けにシャワーズが頷く。
………まぁええか。
「んならよろしくなシャワーズ」
シャワーズは俺の言葉に嬉しそうに頷いた。
これでピカチュウ、マグマラシ、ピジョン、 バタフリー、ゲンガー、シャワーズで六匹揃ったな。
ピリリ、ピリリッ!!
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