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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos6八神家の日常・裏〜LANCER〜
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がはやてや闇の書をどうにかしようとするのなら・・・」
“エヴェストルム”を二刀形態ツヴィリンゲンシュベーアト・フォルムで起動。するとロッテは「やるってんなら子供でも手加減しないよ!」身構えた。が、アリアがロッテを手で制し、「セラ!」誰かの名前らしきものを叫んだ。急いで周囲の魔力探査を行う。セラという女性の名前らしき人物を探り当てるより早く、俺に対してある魔法が発動した。
「
一方通行
(
サンダルフォン
)
の聖域、いきます」
そんな声と共に俺を閉じ込めるのは桃色の六角柱の結界。まんまと捕獲されたことより術式名があまりにも信じられないものだった。さらに「こ、これで良かったでしょうか?」リーゼの間に展開された桃色のミッド魔法陣上に転移してきた少女を見て俺は、「なっ・・・!」ベルカ時代からこの瞬間までの時間の中で一番驚愕した。
その少女はターコイズブルーの長髪で桃色の瞳。ワンピースにジャケット、コルセットスカートというバリアジャケットに身を包んだ、俺の知っている外見の少女。
(・・・アリス・・・ロードスター・・・!?)
この感じは間違いない。イリス・ド・シャルロッテ・フライハイトにも感じた。外見ではなく存在レベルでの懐かしさ。目の前のセラと呼ばれた少女と、俺の知るアリスとは同じ魂だ。
セラはリーゼ達と話しているようだが俺の耳には入らなかった。それほどまでにショックだったからだ。まさかアンスールメンバーの転生者と会うことになろうなんて。
「時空管理局本局・特別技能捜査課所属、セラティナ・ロードスター三等空士であります。その結界からは逃れられませんから、そのつもりでお願いしま――するであります」
サンダルフォンの聖域という術式名からしてそうだろうな、とは思ったさ。けどな、セラティナ・ロードスター。コレが魔術なら俺もお手上げだった。でもこれは所詮「魔法に過ぎない・・・!」
魔力炉
(
システム
)
の稼働レベルを上げ、魔力に神秘を乗せた。
――
破り開け
(
コード
)
、
汝の破紋
(
メファシエル
)
――
障壁・結界破壊効果を持つメファシエルを両手に持つ“エヴェストルム”に付加し、サンダルフォンの聖域に叩き付ける。1発でヒビを入れ、2発で粉砕する。
「え!?」「うそ!?」「なんで壊せんの!?」
三者三様の驚きを見せた3人に、“エヴェストルム”を待機形態の指環に戻した上で「取引をしましょう」俺はそう持ちかけた。
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