暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos6八神家の日常・裏〜LANCER〜
[9/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
いるもう片方の蹴りを繰り出してきたため、俺は彼女を大きく振り回してもう1人の女性へと放り投げた。
「名乗らず、事情を話そうともせず、いきなり攻撃。しかも盗み見について謝らない。君たちは一体誰なんだ? 話を訊く権利くらい有ると思うけど?」
全てを知っていながら俺はそう問う。すると2人は互いに顔を見合わせて頷き、俺へと改めて向き直った。
「・・・確かに。私は時空管理局・提督、ギル・グレアムが使い魔、リーゼアリア。で、この子はリーゼロッテ」
そう、俺の前に現れたのはリーゼだった。いつか俺に会いに来るだろうと思っていた。はやてと関係を築いた時からずっと。ロッテは警戒心丸出しで俺を見、アリアは自分の前に小さなモニターを展開した後ある程度操作して、目的のページを開けたのか操作をやめた。そして小さく咳払いを1回。
「ルシリオン・セインテスト。第12管理世界フェティギアはサンクト・アヴィリオス出身。年齢は8歳。2月5日で9歳になる。ご家族とはすでに死別。莫大な財産を受け継ぎ、現在は独り暮らし。君のプロフィールはそれでいいかしら?」
マリアが俺に用意してくれたプロフィールを告げたアリア。それに対し「そうだけど」と答え、変身魔法を解いて大人から子供の姿へと戻る。はやてに俺の事を告げるならこっちのプロフィールの方が良いだろう。シグナム達に告げた真実半分虚偽半分のものよりかは。
「じゃあ訊くわ。なぜ八神はやてに近づいたの? 君は知っていたのよね、闇の書のことを・・・? 君の目的は何?」
「闇の書については確かに知っていたけど、はやてが主だったことを知ったのは世話になるって決めた後。だから、闇の書をどうにかしたいとは思ってない」
「・・・・そう。じゃあ、あたし達から忠告をしてあげる。悪いことは言わない。今すぐあの家を出なさい。その方が君の為よ」
アリアはモニターを消し、心から気遣いをしているといった風な視線と声色で俺にそう告げた。これから仮面の男として暗躍するのだから俺のような奴が居たら邪魔だろうし、家族関係を築いていたはやてと守護騎士の永久凍結後は俺が悲しみに暮れる、などと思ったわけだ。
「嫌だと言ったら?」
「あんたのことを管理局の捜査部に報告する。プレシア・テスタロッサ事件で死亡扱いを受けてる被疑者、テスタメントの正体があんただってことや、今回のフォスカムでの一件でランサーって名乗って指名手配犯を捕まえたこととか」
フォスカムでサーチャーを使って俺を見ていたのはやっぱりリーゼだったか。脅しをかけてきたロッテに目をやる。
「それが嫌だったらあたし達の言うことを聴いて。それが君の――」
「為になる、か? 冗談じゃないですよ、リーゼアリアさん。俺はこれからもはやて達と過ごします。管理局のあなた達
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ