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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos6八神家の日常・裏〜LANCER〜
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げたらショックだろう。案の定他2人は恐怖に表情が引きつっている。が、フィリー・ニサンだけは恐怖を見せず、ただ驚きだけを見せた。俺はここでミラージュハイドを解除。連中に俺の姿を見せつける。怯えきって俺の頭のことにツッコミを入れない連中に、「回収完了」と告げてリンカーコアを無理やり引き抜く。

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

「うそだろ・・!?」

「コイツ、リンカーコアを引き抜きやがった!!」

――闇よ誘え(コード)汝の宵手(カムエル)――

リンカーコアを引き抜かれた激痛で男は意識を手放し倒れ伏した。仲間2人は腰が抜けたのかその場にへたり込んだ。俺はその2人を影の触手、カムエルで拘束した。その直後、「面白い頭のクセして嫌な魔法を使う奴だ」フィリーが一足飛びで俺に襲い掛かって来た。
手にするのは、管理局が制式装備としているヘッドが音叉型のストレージデバイスらしき杖だが、細部が結構違うため関連性は無いだろう。クリスタルが在るべきところには銃口らしきものが在り、石突部分には六角錐の突起が在る。フィリーのデバイスの一撃を、瞬時に起動した“エヴェストルム”のニュートラルモードであるランツェフォルムで受け止める。

「やっぱり侵入者が居たんだな! あの時の風の動き、もう少し気を張っていれば。と、後悔しているぞっ。おかげで俺の信用がガタ落ちだ、雇い主を守りきれなかったからな!」

「それは残念だったな。まぁ私も含めて互いに犯罪者だ。気落ちすることはないさ」

一人称を私に戻した上でそう返しつつ、“エヴェストルム”を大きく払う。フィリーは弾き飛ばされながら「何だこの馬鹿力は!?」と驚きを見せた。それでも上手く着地するあたりはさすが、か。奴が再度襲い掛かって来る前に残り2人のリンカーコアを引き抜く。そして魔力結界で覆い、“英知の書庫アルヴィト”に取り込む。3人分の魔力で2ページくらいだろう。フィリーを入れれば3ページ半は超えるはず。だから・・・

「お前の魔力も頂くぞ。ツヴィリンゲンシュベーアト・フォルム」

“エヴェストルム”の柄を半ばで分離させての二刀形態にし、今度はこちらから仕掛けるためにゆっくりと歩いて接近していく。対するフィリーは身構え、俺の一挙手一投足に注意を払いながらデバイスのヘッド部分を俺へと向けた。魔力反応。射撃魔法が来るのだと判る。そう判断してすぐ、銃口から魔力弾が連射されてきた。銃弾の壁へ真っ向から挑む。力の差を見せつけるために。

――知らしめよ(コード)汝の力(ゼルエル)――

騎士甲冑の防御力を上げて突っ込む。全身に着弾していくフィリーの魔力弾幕。だがそれらは俺に一切のダメージを与えることなく弾かれていく。フィリーは「堅い・・・!」歯噛みし、弾幕を張るのをやめて砲撃を放ってきた。その砲
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