第十五話 副将戦!大河対カグツチ
[9/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
・俺ももう若くない・・・一気に決めさせてもらうぜ!!」
ニニギに向かって駆ける竜児が放ったそのブローは・・・
「ブーメラン!フック!!」
ブーメランフックだった・・・大河の物とは比べ物にならないそれはスタジアム全体に嵐を巻き起こした。
「う!うわあああああああああああああ!!!」
凄まじい真空波と共に消滅するニニギ。
その光景に澪は唖然とした。
「こ・・・これが・・・伝説の黄金の日本Jr.・・・世界チャンピオン!高嶺竜児!!」
竜児の見せた本物のブーメランフックに驚愕する澪。
するとレフェリーが宣言した。
「しょ!勝者!高嶺竜児!優勝は!黄金のJr.!!」
会場の熱気と共に黄金のJr.の優勝が決まると竜児が先に控室に向かおうとした。
「ちょっと?」
澪が何事か尋ねようとするつと竜児は笑って答える。
「久しぶりの試合だ・・・少し疲れちまったから先に休むよ・・・虎を頼むぜ」
澪に大河の事を任せると竜児は急いで控室に戻ると戦いの反動で膝をついた。
「はぁ・・・はぁ・・・流石に・・・堪えたな」
呼吸を落ち着ける竜児。やはり体は完全ではなく無理をしていたようだった。
そして大河の守護星座・虎座を見上げながら呟いた。
「カイザー・・・今度は虎にその力を貸してやってくれ・・・」
大河の事を思いながら竜児は傷を癒すのであった。
数日後
一足先に帰った竜児をよそに戦いのダメージで入院していた黄金のJr.。
そして退院の日が来ると一足先に疾風が旅立とうとしていた。
「これで・・・私の任務は終わりました」
疾風が大河達に別れを言わずに五老峰に帰ろうとした疾風の前に大河達が立ちはだかった。
「大河?」
「疾風・・・忘れもんだぜ・・・これ持ってけや」
大河が疾風に投げ渡したのは汚れた布きれだが、それを見た疾風は驚愕した。
「これは!誓いの旗!?」
大河・澪・シグ・岩鉄・疾風・・・五人の血と汗を吸った誓いの旗・・・
「どうしてこれを?」
「お前は・・・凄い困難がありそうだからな・・・忘れるんじゃねえぜ・・・この旗に誓った俺達の青春・・・熱き魂を・・・それさえあればどんな困難が来たって屁でもねえ・・・忘れるんじゃねえぜ・・・疾風」
大河の言葉に強くうなずくシグと岩鉄。
高嶺大河
澪
香取岩鉄
シグ
竜崎疾風
そして
高嶺竜児
6人の熱き魂の名が記された誓いの旗を受け取る疾風はその旗を掲げ自身の戦いへと向かうのだった。
すると澪がある事に気付いた
「そういや・・・あたしの鋼鉄聖衣は?」
鉄くずになったとはいえ直して使おうと思ってい
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ