第十五話 副将戦!大河対カグツチ
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放たれるとその真紅のナックルが装着された。
「でああああああああああ!!」
その拳を放つ大河はカグツチの拳をいとも簡単に押し返した。
その光景に会場中が唖然とすると大河は拳のナックルに目を奪われた。
「こ・・・こいつは・・・俺の身体にどんどん力が沸き上がってくる!」
大河の拳に納められた深紅のナックル。
皇帝の証・カイザーナックルが!
それを見た澪は・・・
「どうりで・・・探しても見つからないはず・・・カイザーナックルはずっと虎を見守っていたんだ」
「これは・・・偶然じゃない・・・宿命だ・・・」
大河のカイザーナックルを見て竜児も確信を言う。
そしてすかさず竜児が叫んだ。
「虎!カイザーナックルをはめた時!お前のパンチ力は10倍以上になる!!」
「10倍以上・・・これなら・・・行くぜ!カナヅチ!」
カイザーナックルを構え大河がカグツチに向かって叫ぶがカグツチはエビルフィストを構えた。
「ふん!所詮!カイザーナックルなど・・・右拳にはめられた1つのみ!我が両拳のエビルフィストにかなうはず等ない!そして黄金聖衣と同じ硬度の闇聖衣がある!!」
カグツチがエビルフィストを構え大河に向かって駆けたと同時に大河もカイザーナックルを構え駆けた。
「くたばれ!ティグリスぅぅ!!!」
「うなれ!!カイザーナックル!!」
大河の拳とカグツチの拳が交差する瞬間。
大河の拳がカグツチの闇聖衣を貫き粉々に砕いた。カイザーナックルが突き刺さるカグツチは口から吐血しながら呟く。
「ば・・・馬鹿な・・・黄金聖衣と同じ硬度を持った闇聖衣が・・・一撃で・・・」
「黄金聖闘士になんてあったことねえけど・・・一つ分かる事がある・・・オメエみたいな奴が黄金聖衣纏ったって・・・ただのドレスだぁぁぁぁぁ!!」
左拳を繰り出そうとする大河だが激痛で左拳が繰り出せない・・・それを見たカグツチは起死回生と感じ取り大河に向かって至近距離から拳を繰り出そうとするが・・・
「ブ・・・ブーメラン・・・」
しきりに呟く大河。
それを見てあざ笑うカグツチ。
「馬鹿め!その拳でまともなブローなど放てるものか!!!」
カグツチが最後の悪あがきをしようとするが・・・
「俺には・・・ブーメランが!!!あるんだああああああああ!!!」
強引に左拳を繰り出した!!
「であああああああああ!!」
「なんだ!これはあああ!!!」
左拳の高回転を至近距離で捻り込まれたカグツチは身体ごと大きく回転し大きく吹き飛ばされた。
その名は・・・
「ブーメラン!スクエアァァァァァッ!!!」
ブーメランフックの2倍・・・いや・・・二乗の威力
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