第十五話 副将戦!大河対カグツチ
[6/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
た竜児だが、すぐにニコッと笑う竜児。
「まさか・・・どうして?」
竜児の登場に澪も驚きを隠せない。
シグ・岩鉄・疾風も同じだ。
すると竜児はニコッと笑い答えた。
「総帥から知らせを貰ってな・・・」
大河が旅立ってしばらくした後、影道総帥からの手紙で大河の現状・そしてカイザーナックルの在処について知った竜児は黄金のJr,の援護をするべく総帥の元で治療を行い戦えるようにしていたのだ。
それを見たカグツチは・・・
「ふ!ふははははは!高嶺竜児!貴様を倒せば確実にカイザーナックルは我の物となる!!大蛇!好摩暫!!」
カグツチの最大の拳が放たれようとすると竜児は真正面からその拳を掴み取った。
衝撃だけが周囲の空気を震わせた。
「慌てるな・・・お前の相手は虎だ・・・」
全くダメージを受けた気配の無い竜児に会場中がざわめいた。
「す・・・凄い・・・あの拳を素手で掴むなんて・・・これが百戦錬磨の男・・・」
その背に龍の闘気を纏う竜児に澪はただ驚愕するだけだった。
「その通りだぜ・・・竜児さん・・・」
ファイティングポーズを取り大河がカグツチと戦う意志を示すと竜児は再び優しい笑みを浮かべ自分がリングサイドへ持って来たバッグからある物を取り出した。
「裸じゃ恥ずかしいぞ・・・これを着な」
竜児が大河に渡したものそれは・・・
「こ!これは!黄金の日本Jr.のユニフォーム!!」
かつて竜児の血と汗と涙を吸った青春の証。
それを大河に渡す。
胸に響いた大河はユニフォームに袖を通した。
大河にとってのそれはどんな聖衣を着るよりも心強い物だった。
三人の真友と二人の大切な人の拳で蘇った大河は再びカグツチに向かって構えた。
そして意識を取り戻した仲間たちは竜児と共に大河の戦いを見届けるべく両目を見開く。
「ふ・・・ふふそんなもの着たところで!私の勝利は揺るがん!!大蛇!好摩暫!!」
カグツチの最大の拳が大河に向かって繰り出される瞬間。
突然大河の目の前が真っ暗になった。
「な!何だ!?」
意志を取り戻したはずなのに暗闇に置かれる大河。
すると謎の声が響き渡った。
(大河・・・高嶺大河・・・高嶺竜児の血をひく者よ・・・)
「だ!誰だ!?」
(ふ・・・そんな事はどうでもよい・・・高嶺大河・・・お前が『正義の戦い』をするというのなら私はお前に『それ』を届けよう)
「『それ』?」
(呼ぶのだ・・・『皇帝』の証・・・)
その言葉に大河は魂を込めて叫んだ!!
「カイザーナックル!!!」
大河の魂の叫びと共に大河の守護星座・虎座が光ると瞳の部分から一つの流星が大河に向かって
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ