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聖闘士星矢Ω 虎座の聖闘士
第十五話 副将戦!大河対カグツチ
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直撃する。

その光景に会場中がざわめいた。

「な!なんだあいつ!?」

「あの女!頭おかしいんじゃねえか!?」

誰もが血迷ったかのように見えるこの光景に澪はジェットアッパーを放った反動で痛む身体を抑えながら再びジェットアッパーの体制に入った。

「・・・くぅぅ・・・負けてもいい・・・けど・・・あたしの前で!死ぬなぁぁぁぁぁっ!!!」

そう・・・大河は心停止を起こしていたのだ・・・

それでも立ち上がりファイティングポーズを崩さない大河を蘇らせるべく不完全ながらもジェットアッパーで大河の胸を殴りつける澪。

だが大河は蘇らない。

「はぁ・・・はぁ・・・4発・・・4発分のフィニッシュブローがあれば・・・」

痛む身体を抑えながら澪が呟いたとき。

「・・・4発・・・だな・・・」

「あんた達!」

澪が振り返るとボロボロで立ち上がる岩鉄・シグ・疾風の姿が・・・

「へ・・・へへ・・・」

腕をぶんぶん回す岩鉄。

「4発・・・ですね・・・」

背中に双龍と雷神を浮かび上がらせる疾風。

「・・・私たちが合わされば4発・・・だが1発打つのが限界だ・・・」

最後の力を振り絞るシグ。

その光景に圧倒されるカグツチは手も足も出ない。

そして

「ドラゴン!ブレーヴェストブリザァァァドッ!!」

「廬山!双龍覇ぁぁぁッ!!」

「ハリケェェン!ボルトォォォッ!!」

三方向から大河を囲むようにフィニッシュブローを放ち大河を蘇らせようとする真友(マブダチ)達。

「帰ってこい!」

「帰ってきて!」

「帰ってこい!!」

シグ・疾風・岩鉄の魂の込められた拳を浴びる大河。

そして澪が拳を放とうとすると・・・

「あ!・・・あぁ・・・」

遂に身体が悲鳴を起こしてしまい倒れてしまう澪。

その場に居た誰もが絶望したその時。

「虎!!」

観客席に居た優しき龍が大河に向かって駆けた。

そして左拳を構え・・・

「ブーメラン!フック!!」

大河の胸に目がけ解き放った!!

会場中を飲み込むような嵐を巻き起こし・・・

その嵐が止むと大河の瞳に闘志が戻りその場にへたり込んでしまった。

会場中の誰もがその男に驚愕した。

そして朦朧とした意識を取り戻しながら大河はその人物を直視し・・・呟いた。

「・・・と・う・・・ちゃん・・・」

「え?」

大河に父と呼ばれたその男は・・・

「あ!あんたは!黄金の日本Jr.!高嶺竜児!!」

竜児だった。

その事に意識を呼び覚ます大河は・・・

「!?竜児さん!」

慌てて訂正した。

その様子に素っ頓狂な表情になっ
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