第十五話 副将戦!大河対カグツチ
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ふ!!」
カグツチの拳をまともに受けてしまった大河は大きく吹き飛ばされ聖衣の右肩部分が粉々に砕け散ってしまった。
「く!!」
「まだまだよ!!」
蹲る大河にカグツチは追撃した。
サンドバッグの様に滅多打ちになる大河、計り知れないダメージを受けながら大河が左拳を構えようとするとカグツチの拳が大河の左腕にヒットした。
「ぐ!ああああああああああああ!!」
鈍い音共に大河が左腕を抑え込んだ。
大河が抑えている左腕は凄まじい血色の悪さを見せていた。
それを見て澪が直感した。
(不味い!左腕がやられた!これで虎はフィニッシュブローが打てない!!)
そう・・・全てのフィニッシュブローを左腕で習得している大河にとっては正に左腕は命・・・その左腕がやられたという事は敗北に等しいのだ。
カグツチの狙いは最初から大河の左腕だった。
「く・・・うう!!」
それでも痛む左腕を構える大河はまだ戦いを諦めていない。勢いを相手に取られ左腕をやられ、更に相手は武器による能力アップをしている。
大河にとっては絶対的不利な状況は変わらない。
するとカグツチは闇の小宇宙を爆発させた。
「ティグリス!貴様に止めを刺しカイザーナックルを手にする為!!我が最大の拳を食らわせてくれるわ!!」
エビルフィストをはめた両拳を合わせるようにその拳を放った。
「大蛇!好摩暫!!」
独立した八つの軌跡を描いた拳が大河に向かって放たれると大河はその軌跡に混乱し一点に集まったその拳を胸にまともに食らってしまった。
「ぐあああああああああああああ!!!」
胸の聖衣を粉々に破壊され大きく吹き飛ばされる大河がリングに落ちてしまった。
勝利を確信したカグツチが拳を高々と掲げた。
「やったぞ・・・ティグリスを倒した・・・さあ来い!カイザーナックルよ!我がものとなれ!!」
カグツチの言葉が会場中に響き渡るが何も起こらない。
その事にカグツチは吠えた。
「馬鹿な!何故だ!何故来ない!カイザーナックル!!」
カグツチが両腕を降ろすと後ろから凄まじい気配を感じ取り振り返ると其処にはファイティングポーズを取った大河の姿が・・・
聖衣が砕け上半身はむき出しとなり更には左腕をやられてしまった。
だが立ってファイティングポーズをとり今にもカグツチに向かっていこうとする大河の姿・・・
だが大河は全く動く気配はない。
それを見た澪が驚愕し気を失っている疾風から鋼鉄聖衣の残ったナックルを取り自らの右拳に装着するとリングに昇った。
そして強引に自身の身体の能力を上げると・・・
「ジェット!アッパー!!!」
澪の渾身のジェットアッパーが大河の胸に
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