第十五話 副将戦!大河対カグツチ
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・・・
(凄い・・・あいつの潜在能力がこれほどなんて・・・あたしでも怖くなってくる・・・今の虎は誰にも止められない・・・行ける!)
その両目に大河の魂を焼きつけながら澪は大河をずっと見ていた。
すると
「・・・く!」
ボロボロの状態で立ち上がるカグツチ。
大河の渾身のブーメランフックを受けているのにもかかわらず立ち上がったのだ。
(流石敵の大将・・・簡単には勝たせてくれないか?・・・どうする?虎?)
澪の考察を受信したのか大河もファイティングポーズを崩さなく構えた。
「ふ・・・ふふ・・・私の闇聖衣は今までとは違う・・・私の闇聖衣は特注品でな・・・貴様ら聖闘士の黄金聖衣と同等の硬度を誇るのだ!」
かつて一度も破壊された事の無いと聞く黄金聖衣。
それと同等の硬度を誇るというカグツチの闇聖衣だが大河は恐れずに構えた。
「だからどうした・・・俺の知っている男達は・・・大きな相手と戦ってきたんだ!」
「ふん!セブンセンシズにも目覚めていない聖闘士が何を言うか!!」
カグツチが大河に向かっていこうとするがその背後の威圧感に足を止められてしまった。
・・・大河の背後には5人の偉大な男の姿が・・・
・・・魂が燃え上がっていた・・・
それはセブンセンシズに勝るとも劣らぬ力を秘めていた。
「確かに・・・俺にはセブンセンシズなんてもんはねえ・・・知らねえ!・・・けど!俺には黄金の日本Jr.が見せてくれた魂がある!!それが・・・俺の力だ!!」
拳に宿った虎と共にカグツチを殴り飛ばす大河。
敵の大将をも圧倒する大河にカグツチは悲願の為に立ち上がった。
「負けられぬ・・・我らの悲願・・・その為に・・・カイザーナックル・・・いや!来い!エビルフィスト!!」
カグツチの宣言と共に小箱に納められていたカイザーナックルと呼ばれていた二対のナックルが赤きメッキを弾き飛ばし漆黒となりカグツチの元へと飛んだ。
カグツチの手に納められたその二対のナックルを構えるカグツチ。
「行くぞ!ティグリス!!」
「かかってきやがれ!!」
大河がカグツチに殴りかかろうとした瞬間。
凄まじい衝撃と共に大河のヘッドギアが砕け散った。
「な!」
「ふふ・・・このエビルフィストは我らが武具・・・これを付けた時・・・我が拳は5倍の威力を誇るのだ!」
拳を放ったカグツチの言葉に大河は拳を構え直すが今の一撃で優勢だった勢いを止められてしまった。
カグツチの拳から次々と繰り出される拳圧に大河はガードするが徐々に聖衣のナックル部分がひび割れていく。
拳圧だけで押しとどめられる大河だがいつの間にかカグツチに至近距離を取られてしまった。
「げ
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