第十五話 副将戦!大河対カグツチ
[2/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の闇聖衣を装着し自身の名を訂正するカグツチ。
すると試合開始のゴングが鳴り響くと・・・
「んな事はどうだっていいんだよぉぉぉ!!」
ゴングと同時に大河が飛び出しカグツチに右ストレートを繰り出した。
先手必勝の如く右ストレートがさく裂しカグツチの身体が吹っ飛ばされた。
「きやがれ!これまでの落とし前つけさせてもらうぜ!」
「く!!」
カグツチが構えると大河が瞬時に間合いを取りジャブの連打を繰り広げた。
凄まじい速さのジャブにカグツチは考えた。
(馬鹿な!この試合を繰り出すまでティグリスのジャブは嫌というほど見てきた・・・これはまるで音速を超えているではないか!)
並の人間の目には捉えられないくらいのスピードになっている大河のジャブに驚いているカグツチ。
すると
「右ストレート!」
大河のジャブに気を取られ再び右ストレートをまともに食らってしまうカグツチ。
だが踏み止まりアッパーを繰り出すが大河は身体を捻り回避した。
カグツチの拳が頬をかすめるが大河は構わず右ストレートを繰り出した。
腕を交差させてカグツチがガードするが腕が痺れる。
(ティグリスは・・・この戦いの中で力を増し続けたという事か?)
数々の闇闘士を相手にしおのれの潜在能力を開花させていたことに大河自身が気付いたかどうかは分からない。
だがカグツチにとってそれは誤算であった。
すると大河は今まで疑問に思っていたある事をぶつけた。
「一つ聞く・・・何故・・・カイザーナックルを狙った・・・何故竜児さんを狙ったんだ!」
大河の言葉を聞いてカグツチは立ち上がり深呼吸をした。
「ならば答えてやろう・・・カイザーナックルは我らが悲願の為に必要だった・・・そしてその持ち主である高嶺竜児を倒せばカイザーナックルは我らの物となる」
「お前達の悲願だと?」
「この地上を手に入れることよ・・・貴様ら聖闘士を倒してな!!・・・その為に!貰うぞ!貴様らのカイザーナックルを!!!」
カグツチが殴りかかろうとすると大河は拳を握り締めた。
「ふざけるなよ・・・んな事の為に・・・テメエら!!」
カグツチの拳がさく裂する瞬間、怒りに震える大河のジャブがさく裂し状態を崩した。
「竜児さんまで傷つけやがって!!!」
右ストレートでカグツチを殴り飛ばすがそれでもおさまらない大河の怒り・・・
「俺は貴様らを許さん!貴様らの野望なんて!俺が打ち砕いてやる!!竜児さんと菊さんが血と汗を流して生み出した・・・」
左拳を構え
「このブーメランでな!!!」
嵐のような渾身のブーメランフックを繰り出しカグツチを大きく吹き飛ばす大河。
リングサイドでは
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ