暁 〜小説投稿サイト〜

[1]後書き
私は泥から生まれた

汚れた水と

泥にまみれた錆びた鉄くず


生まれたままの錆びた体

こんな体のまま

見える世界は


何も見えない


傷がつくほど磨かれて

見えた

新しい世界


見るものすべてが初めてで

今までの自分を恥じる


いかに閉じた世界にいたか

いかに自ら錆付いていたか


それでも世界はそのままで

私はこれからも

傷ついて、磨かれるだろう


その果ての輝きを感じる限り


何度も再び生まれるだろう

再び泥から


錆びた体で








[1]後書き


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