暁 〜小説投稿サイト〜
いつの間にかハイスクールD×Dの木場君?
初めてのフリーライフ
第5話
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断つ剣。

これを実際に目にした所で頭を抱えたくなる。まさかデモンベインの世界とクロスしているとは思ってもみなかった。最もループを破った後の世界だったのだけは行幸と言えるだろう。ループ中の場合、意地でもシャイニング・トラペゾヘドロンの開発を行わなければならない所だった。

外装を取り外して内部を調べて見ると、意外にも状態は良いようで、それどころか機関である獅子の心臓が生きていることに驚きました。休眠状態のようですが、解析次第では稼働させることも可能でしょう。コックピットの方からも機械言語版の死霊秘法(ネクロノミコン)が発見されましたから当初の目的から言えば大成功とも言えるでしょう。

最も、これからこの機械言語版は再翻訳しなければ運用は不可能で、デモンベインも僕一人での修復は……死霊秘法(ネクロノミコン)を解析して獅子の心臓を稼働させれば自己修復でなんとか出来るでしょうか?とりあえず回収は決定ですね。収納用の魔法陣を新しく用意してデモンベインを回収して屋敷に戻ります。

部屋に戻るとサーゼクス様からオーダーメイドの魔剣の注文書が来ていたのでデモンベインの改修費用にちょうど良いと思い、魔剣を精製してグレモリー家本宅に届けておきます。その後は古い機械言語の勉強を行い、今の新しい機械言語に再翻訳を行う日々が続きます。それが終われば天界語と冥界語の写本も作り、厳重に封印しておきます。半分程写した所で魔術書としての力を発揮しましたから。正式な素材を使えば1ページで精神を犯しにくる戦術兵器ですから取り扱いには十分に注意しないといけません。

機械言語の方は機械に通さない限り、魔術書としての力は発揮出来ない様なのですが、こちらも封印しておきます。1ヶ月ぶりに屋敷から出て白音さんの様子を見に行きます。その間に魔剣を作った報酬で得たお金を使って人(人?)を雇い、地下を掘る様に依頼しておきます。そろそろデモンベインを本格的に調べたいですからね。

未だに白音さんは知識を詰め込むのに時間がかかっている様です。まあ語学は面倒ですからね。今は客間で休んでいると聞かされてそちらまで案内してもらいます。広すぎるんですよグレモリー邸って。貴族としてある程度の見栄を張る必要があるのは理解しますが、無駄も多いと感じてしまいます。孤児院時代と教会時代は清貧生活が普通でしたから、どうにも落ち着かないんですよね。自分の屋敷でも基本的には研究室に簡易のベッドを持ち込んでそこで寝ている位ですから。案内された部屋では白音さんがぐったりとしてソファーに身を預けていました。

「大分、お疲れの様ですね」

「祐斗さん、お久しぶりです」

「お久しぶりです。勉強の方は大丈夫ですか?」

「なんとか、と言った所でしょうか。祐斗さんは今まで何処に?」

「アリゾナの砂漠を
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