後編
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「お前は覚えていてくれよ」
冗談めかして、進藤は言う。戸から漏れる外の光がまぶしくて、僕は思わず目を細める。
「他の誰が忘れても、お前は、覚えていてくれ。アイツは確かに存在してたって。誰よりも強かったって事をさ」
それが全てだ。何者も、否定する事はできないのだから。そして、誰もが、ネットに突如現れた鬼才を、目の当たりにしているのだから。誰よりも、僕は知っている。進藤と出会ったあの日、そこに、いたのだと。
進藤は、僕が知っている事を、確信している。
「俺たちのライバルは、そんな奴だったんだぜ」
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