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FAIRY TAIL 真魂の鼠
第十一話 『白と黒の象徴』 前編
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ュ「シトロン!死ぬ気かっ!?」

ウェ「戻って来いっ!シトロン!!」

ドニファンとバクスターとジュールとウェッブリーダーの静止の声は俺の耳には入ってこなかった。俺は炎の中の『アディール城』に飛び込むと、ズボンのポケットから五色腕輪(フィフスカラーリング)を取り出すと、紐から青い腕輪を外し腕に付ける。

シ「だらぁっ!!」

水を纏った拳で襲い掛かってくる炎を消す。

ソ「すごい魔法ですね。」

ソーヤの言葉に返す余裕がねぇっ!ルーシィ、俺が行くまで、無事でいてくれっ!!

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            『ここからまたルーシィ目線でいきます。』

サイレンが鳴ってからもうだいぶ時間が経つ。私は逃げようとしたんだけど、下の階はすでに炎の海だったの。だから、ソフィアと一緒にバルコニーの部屋にいるわけ。ていうか、

ル「RFG(リアルファンタジーゲーム)って・・・ちゃ、ちゃんと、命の保障はあるのよ・・ね?」

不安になってソフィアに聞いてみた。ソフィアは微笑むと、

ソフィ「はい。保障してますよ。」

ソフィアの笑顔を見ると嘘をついているとは思えなかった。すると、何かを思い出したのか、「あ。」と声を上げた。こ、今度は・・何・・・?

ソフィ「言い忘れてましたが、このRFG(リアルファンタジーゲーム)の三つの試練は、全てシン様の為の試練です。」

ル「えっ?」

ソフィアに聞き返そうとしたその時、バァンッ!と勢いよくバルコニーの部屋の扉が開いた。驚いて顔を上げると、

?「ルイカ様!?」

?2「お怪我はございませんかっ!?」

黒い服と長いスカートに、白いフリルのヘッドドレスとエプロンを付けた二人のメイドさんがすごく焦った表情をして扉の前に立っていた。

ソフィ「『アディール城』に仕える、メイドのマリア・フローレンスさんと、プリシア・マーチスさんです。」

ソフィアが教えてくれた。

ル「私は大丈夫よ。」

マ「よかったです。」

プ「ここは危険です。早く屋外に避難致しましょう。」

ル「そうね。」

私は椅子から立ち上がって扉の方に歩き出した。その時、ボンッ!と何かが爆発音が聞こえた。部屋中灰色の煙で包まれる。その後に、ドタッ!バタンッ!と何かが倒れる音がした。

ル「ゴホッ!ゴホッ!ちょ、ちょっとぉ〜、何なのよぉ〜。」

ソフィ「ゲホッ!ゲホッ!」

煙が晴れると、扉の前にマリアさんとプリシアさんが倒れていた。

ル「マ、マリアさんっ!?プリシアさんっ!?ど、どうし
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