第十一話 『白と黒の象徴』 前編
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私とシンは空想の世界への入り口、『始まりの門』を潜った。すると・・・
シ「す、すげぇ〜・・・」
ル「うわぁ〜♪」
空が『始まりの門』みたいに虹色に光り輝いていたの。私とシンが立っている場所は白いペンキで塗られたバルコニー。下を見ると、かなり高い。ずぅーーーっと向こうまで草原が広がっていた。風が吹いて、私の髪の毛を揺らす。すると、
?「ようこそ!RFG『白と黒の象徴』へっ!!」
ル&シ「!?」
驚いて振り向くと、黒髪に青い瞳、民族風の深緑色の服を着た顔がそっくりの男の子と女の子がいた。双子かしら?男の子と女の子が私たちの方に歩み寄る。
ソ「RFG『白と黒の象徴』の挑戦者の方ですね?お持ちしてました。僕は案内役のソーヤと言います。」
ソフィ「同じく、案内役のソフィアです。」
丁寧に頭を下げる。
シ「『白と黒の象徴』?」
ソ「シン様とルーシィ様が挑戦するRFGのステージ名です。」
ソフィ「今から手短にこのステージ上でのルールと『象徴』について説明しますので、よく聞いてて下さいね。」
ソーヤとソフィアは一度目を閉じると、ゆっくり話し始めた。
ソ「ここはホワイトクラウンという街に建っている『アディール城』とゆうお城です。」
ソフィ「ルーシィ様は『アディール城』の王女、ルイカ王女、シン様は『アディール城』の騎士、シトロン騎士の設定です。」
私は『アディール城』の王女で、シンが騎士ィッ!?よく見ると、私とシンの服装は『始まりの門』を潜る前と違っていた。私はふんわりとしたピンクと白のドレスに、踵の高いピンク色のハイヒール、頭には銀色のティアラに、首には銀色のネックレスを付けていた。髪の毛は少しウェーブがかかっていて、ピンク色のレースのリボンで束ねられている。まさに王女様の格好だった。シンは黒い服の上から鎧と青いマント、灰色のズボンに丈夫そうな茶色い革靴、腰には柄が緑色の剣が差してあった。まさに騎士の格好だった。
シ「な、なんか、動き難いな・・・」
シンが腕を動かす度に、鎧がガシャと音がする。いつも鎧を身に付けているエルザはこんなの気にならないんだろうな・・・
ソ「話を元に戻して、この『アディール城』の地下には『白い象徴』という『秘宝』が隠されているんです。」
ル「『白い象徴』?」
ソフィ「簡単に言うと、ホワイトクラウンの象徴です。その『白い象徴』が隣街のブラッククラウンの王、オルフェスに狙われているんです。」
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