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八条学園怪異譚
第四十八話 薔薇園その十八
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てだ、こう言うのだった。
「それで今日はね」
「飲むのね」
「そうすればいいのね」
「そうそう、薔薇を見て飲むのもお花見よ」
 これもだというのだ。
「それは四季の何時でも出来るのよ」
「桜だけじゃないのね」
「だからなのね」
「そう、だから今もね」
 飲めというのだ、そして薔薇を見ろというのだ。
「楽しんでね」
「そうそう、薔薇にはワインよ」
 茉莉也は言いながらどんどん飲んでいる、そうした話をしてだった。
 四人で飲んでいくのだった、そして今は酒と花を存分に楽しんだのだった。


第四十八話   完


                           2013・8・25
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