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ヘタリア大帝国
TURN110 法治その一
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「わからないのですね」
「ええ、全くね」
 困った顔で、だ。エルザは自分が知っている中にないその秘密星域のことに眉を顰めさせて言うのだった。
「これではいざという時にそこに逃げられたら」
「どうしようもないのですね」
「そうなのよ」
 エルザは彼女が知っている宇宙の宙図を頭の中に出しながら話した。
「だからあの国は厄介なのよ」
「その秘密星域の場所もわからない」
 モンゴメリーも苦い顔で言う。
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