第４８話 閑話 超の思い
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
。
出るわ出るわ、無法の数々。
認識阻害から、意識誘導、マネーロンダリングに架空資金のでっち上げ。各国の政策にも影響を不正に与えていたようだ。
そしてそれは「反魔法使い」の流れを作り出す。魔法世界に戻れない魔法世界の魔法使いへの、言わば魔女狩りだ。
一般人の知らない闇の中、静かにそれは繰り返された。
そして、それが何とか落ち着いた時に出て来たのが、火星人からの移民希望である。
最初から難色を示していた地球側だが、交渉時に焦った火星側から魔法を使った意識誘導がされた瞬間、その交渉は決裂した。
結局魔法使いは魔法で理（法）をねじ曲げようとする無法者だというのが各国上層部の結論だった。
そして、交渉が決裂した火星側は強行手段、つまり魔法を使った侵略を開始する。
地球−火星間の戦争の始まりだ。
お互いがお互いの技術を吸収し、戦争はエスカレートし、泥沼化する。
そんな時代に産まれたのがワタシである。
そして過去を変えるためにココにやって来たのだ。
☆ ★ ☆
１年半前に完成した「茶々丸」は、学園長を上手く誘導し同じ１−Ａ（クラス）となったアル。
もう半年もすればご先祖さま（ネギ）がやって来るネ。
ご先祖さまはどんな人物アルカ？
案外あのエヴァンジェリンの弟子になったぐらいアル。話せば仲間になってもらえるかも知れないアル。
そんなことを思っていた日々もあったアルヨ………。
三月も早い１１月にサギ・スプリングフィールドという先生が数学教師見習いとして赴任して来た。
何でもご先祖さまの弟らしい………。
知らないアルヨ！？
どういうことアルネ？
単にウチの家系に伝わってないだけアルカ？ それともワタシが来た影響アルカ？
………。
天才のワタシにもわからないアルネ………。
少し様子を見るしかないアルネ。
なかなかまともそうな人間みたいアルネ。
裏で集めた情報では西の組織の若手のホープらしいアルヨ。
なかなか上手く隠しているが、あのエヴァンジェリンにも気に入られてるみたいアルネ。
ワタシの計画の邪魔にならなければ良いアルが………。
２月になってやっとご先祖さまがやって来たアル。
やって来たアルが、本当にこれがご先祖さまアルか？
魔力はだだ漏れ、魔法の秘匿意識は皆無、卒業試験のハズなのに先生をまともにこなせていないアル。
惚れ薬で問題起こすとか何考えているアルカー！
その上、合格したハズの採用試験では、一部の生徒達を連
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2024 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除