一部 浮遊城アインクラッド編
重なっていく運命
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ケを追うため外に出た。
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sideサキ
私はマイホームに閉じ籠っていた。
きっと、ソウスケ君はイベントボスを倒しに行くはずだ。
「私は………………」
ひーちゃんが死んでから、私は何もしていなかった、自分の意思で行動すら出来ていなかった。
ソウスケ君に言われるがまま、アスナの元に行き、アスナに言われるがまま血盟騎士団に入団した。
「私は………………」
何をしたい?
心は、魂は、何を求めている?
「私は……………!」
行こう、彼の傍に。
今彼を、ソウスケ君を救えるのはきっと自分だけだ。
私は部屋を飛び出し、玄関のドアを思い切り開いた。
「…………!!」
そこには─
「やっぱり行くのね?」
アスナがいた。
「うん、私はもう大切な人から離れていたくない!」
「サキ………」
アスナは困った顔になる。
「アスナが止めても私は行く」
「止めないよ! 私も行くから」
アスナはさらりと、とんでもない事を口にした。
「え! やっぱりアスナ、キリト君の事─」
「─違うってば!!/// サキが心配なの!」
アスナ、顔が真っ赤だよ?
「………行こう、アスナ!」
私は微笑む、こんなに笑ったのは久し振りかもしれない。
「そうだね!」
私たちはソウスケ君達に会うために走り出した。
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