スーパーロボット大戦OG外伝
0471話
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ブラコンの原因であるフィリオ・プレスティの治療をする予定なんだから……
「そちらの要望は分かりました。最後の件はともかく、1つ目と2つ目。……特にトロニウムの件はもし協力するとしても非常に危険な橋を渡る事になるでしょう。私がその危険な橋を渡るメリットはなんでしょうか?」
さて、交渉についてもいよいよ本番か。
「一応、今の状態でこちらが出せる手札は3つある。まぁ、こちらの希望も3つだしな」
……手段を選ばないと言うのなら、それこそこれからOG外伝で起きる出来事を教えてやるという手段もあるのだが……それをやると原作の流れが狂ってしまう可能性が高い。バルトールや修羅、デュミナス辺りまでは俺が個人でどうにか出来るかもしれないが、その後。ダークブレインとシュウのネオ・グランゾンに関しては俺1人で相手にするのはかなり難しいだろう。やはりここは以前のインスペクターやアインストの時と同様にハガネやヒリュウ改に動いて貰うのがベストの筈だ。
「へぇ、3つですか。それを聞かせて貰えるかしら」
そんな風に考えていると、紅茶を口に運びながらローズが話を促してくる。
「まず1つ目。ガン・ルゥという機動兵器だ。6m以下の大きさしかないという点ではAMやPT全盛のこの時代だと軍に売りつけるのは難しいかもしれないが、民間の警備会社とかになら十分だろう。ちなみに、提供出来るのは1機だけだから解析に回すことをお薦めする。また、注意事項としてこの機体の動力源はこの世界では未知の物質だ。その辺を考えると宝の山……とまでは言えないが、それでも交渉材料にするだけの価値はあると思っているよ」
まぁ、KMFモドキと言うだけあって作りは粗雑で能力も低いが、それでもこのOGsの世界にあるAMやPTとは全く別の設計思想で作られた代物だ。イスルギ重工としては興味深いだろう。サクラダイトなんかは正真正銘この世界では未知の物質だろうから研究する価値はある筈だ。
「へぇ、確かにその話を聞く限りでは興味深いですわね。その機体はシャドウミラーが元々存在していた世界にあった兵器なのかしら?」
「どうだろうな。だがイスルギ重工の利益になるのなら機体の由来はどうでもいいだろう?」
「確かにそうですわね。そのガン・ルゥと言いましたか。確かに取引の為の材料として価値があると認めましょう。……もっとも、アクセルさんの言ってる内容が事実であるのなら、ですがね」
「そう焦るなよ。実機は用意してある。説明が全て終わって、それで交渉が成立したらきちんと見せるさ」
俺のその言葉に笑みを浮かべるローズを眺めつつ、紅茶を口に運ぶ。
「そして2つ目。これもまた機動兵器だ。スペック的にはそう大した事はないし、ガン・ルゥのように未知の物質が使われている訳でもない」
「でした
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