暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0471話
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く息を呑む。

「その目的はどちらも動力源ですわね。どのような意図があってそのような物を欲しているのか聞いても?」
「単純に俺の新型機に必要な動力でな」
「……アクセルさんの機体はこの世界でも最高レベルのスペックを持っていた筈ですが……それが新型機、ですの?」
「ああ。確かにこの世界でも最高レベルではある」

 そう。この世界では、な。

「けど、こっちにも色々と事情があってな」
「その事情というのは聞かせて貰えないのかしら」

 ゾクリ、とするような流し目でこちらを見てくるローズ。……全く、レモン達のような恋人がいない状態で、尚且つローズの本性を原作知識として知ってなければどうなっていた事やら。
 そんな風に思っている自分に苦笑をしつつ口を開く。

「別に構わないさ。それ程複雑な事情がある訳でもないからな。ただ単純にグロウセイヴァーが俺の反応速度に付いてこれなくなってきたってだけだからな。全力で戦闘をすると、数度の戦闘ごとにオーバーホールをしなければいけない程にな」
「それは……ですが、インスペクター事件終了後にシャドウミラーの機体が観測された事はありませんが?」
「俺達がそうそう他の奴等に見つかるようなドジな真似をするとでも?」

 まぁ、正確に言えば別の世界で活動していただけなんだが。……それにしても、こっちではOGs。即ちインスペクター事件が終了してからまだ数ヶ月程度なのか。俺にとってはギアスの世界、SEEDの世界、ネギまの世界と2年程前の話なんだが。

「……まぁ、いいでしょう。ちなみに聞いておきますが、小さい目的と言うのは?」
「ん? あぁ、そっちで匿っているスレイ・プレスティを紹介して欲しいと思ってな」
「へぇ……彼女がうちで匿われているというのを良く知ってましたわね」
「そう難しい推理でもないさ。元々プロジェクトTDに関してはイスルギ重工が引き取っていた筈だ。そしてスレイ・プレスティとは何度か接触した事があるが、アイビス・ダグラスに対して色々と因縁がある。そのアイビス・ダグラスがヒリュウ改やハガネの方に付いた以上はスレイ・プレスティの行くべき場所はそう多くない。何しろプロジェクトTDを続ける為には相応の技術力や資金といった物が必要になるからな。そうなると、一番有力なのはかつてプロジェクトTDを擁していたイスルギ重工になる」
「……まぁ、いいでしょう。ですがアクセルさんの好みがああいう女性だとは知りませんでしたわね。確かに私がスレイ・プレスティを匿ってはいますが、だからと言って付き合う相手を決める権利はありませんわよ?」
「そうだな、まずは一度会ってからだな」

 いや、嫌いなタイプじゃないのは事実だけどな。ただ、あのブラコンぶりがある限りは他の男に目を向ける気は無いだろう。そして俺はその
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