ボクの記憶
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。
これはもうしょうがないね。
嵐はおさまり、太陽が顔を出した。
僕はこれから何をし――――
「思い出した」
皆ボクを見て首をかしげている。
何を?と言わんばかりの顔で。
そう、ボクの正体。それは
「ボクは時空の旅人。どこの世界にも存在していない存在。
違う世界からまた違う世界へと時空の旅をする存在」
「だからボクはまた、違う世界に行くことにするよ」
「やはりそうだったのですね」
「アコール先生は知ってたんですか!?」
「ええ、それに・・・レムレスさんも」
「んー、まぁね」
ボクは皆の表情を確認して安心した。
もう、皆怒ってない。
「ぐぐぐ〜!」
遠くから黄色い生き物が走ってきた。
この騒ぎに気がついて来たらしい。
「あ!カー君!どこいってたのー!?」
「ぐーぐぐ〜!」
「どんぐりガエルたちと遊んでたのね!」
「ぐー!!」
カーバンクルも無事見つかったみたいだ。
さて、楽しかったこの世界にさよならしよう。
「じゃあ皆、ボクはもう行くよ。
楽しかった。ありがとう!」
皆寂しそうな顔をしてくれた。
またどこかで会えるといいな。
ボクは時空の旅人。
此処にいるけど此処にはいない。
どの世界でもいないという存在。
さぁ、旅を続けよう――――――
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