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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第205話】
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が――。
「――飲めるものならな」
「「「…………?」」」
三人組が頭に疑問符を浮かべた瞬間、突然ラウラはトレーをひっくり返す。
突然の事に、三人組は宙に舞う氷水に目を奪われる。
その一瞬でラウラは素早く行動に移った――自身に注目が向かうようにふわりと空を舞い、回転しながら氷を掴むと指で弾く。
「ぐあぁぁあっ!? な、なっ、何しやがっ――」
弾かれた氷はまるで弾丸の様に突き進み、人差し指に直撃し、痛みからかハンドガンを手放すリーダー――更に手下にも、瞼や眉間、喉にと氷の塊が直撃し、苦悶の表情を浮かべて悶絶した。
そして、着地すると犯人の怒号より早く反応し、懐に潜り込むと残った手下のみぞおちに膝蹴りを叩き込んだ。
その間に、俺はラウラの邪魔にならない位置に移動する。
「ッざけやがって! このガキがぁッ!!」
痛みから復帰したリーダーが、足元に落としたハンドガンを手に取り、構えて発砲する。
その発砲音に、店内は騒然となり、皆が頭を庇うように伏せた。
ラウラの方は、素早い身のこなしで遮蔽物へと次々に移動して射撃を回避していく。
細身ゆえの素早さか、はたまた訓練の賜物か――リーダーのハンドガンからカチッカチッと音がした――弾装が空になったようだ。
「あ、兄貴っ!? こ、こいつッ――」
「狼狽えるな!! 生憎向こうはガキ一人、此方は三人! 直ぐに片付けて――」
そんなリーダーと手下Aとのやり取りに、介入者が現れる――。
「――残念だけど、彼女一人じゃないんだよねぇ……アハハッ」
「なっ――」
マガジンを切り替えたリーダーの背後に迫ったのはシャルだ――その姿は執事服で一見華奢に見える少年の為、油断したのか――。
「バカなガキが! てめえ一人増えた所で――」
注意がシャルに向いたその時、俺は一気に飛び出す――。
「……油断しすぎだッ!! ぶちのめすッ!!」
「何……ッ!? まだ居たかッ!!」
リーダーが振り向き、その最中でハンドガンの照準を俺に向ける――その一瞬を見逃すシャルではなかった。
「ハアァァアッ!!」
リーダーの腕を狙い、キレのある蹴りによる一撃――ミシミシと突き刺さるその一撃に、思わずハンドガンを落とした。
「ヒルト! 任せたよ!!」
「OK! ……その顎、粉砕してやるよッ!!」
身を屈ませて懐に飛び込み、一気に距離を詰めると共に顎に掌打による一撃を叩き込み、擦りあげた。
その一撃の重さに、一瞬ふわりと体格の良いリーダーが宙へと舞うと、零距離にまで接近――密着すると身体を
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